インタビュー:アメリカン航空APAC副社長と日本担当ディレクター

日本市場に投資拡大、プレエコも導入
日本航空との共同事業をさらに深化

-日本を含むアジア太平洋市場の現状をお聞かせください

ホッジス氏

ホッジス 具体的な搭乗率は明かせないが、キャパシティーに近い数字は出ており、アジア太平洋の平均搭乗率は他地域よりも3ポイントから4ポイント高くなっている。これは、アジア太平洋/北米間の双方向の需要が高いことを示している。また、北米経由の南米など、国際線to国際線の需要も高い。アジア太平洋の将来は非常に明るいと見ている。

 過去3年間でアジア太平洋地域の路線を拡張し、今年の11月6日にはロサンゼルス/北京線を新規就航した。今後すぐに、さらに路線を拡張することは考えにくいが、常にチャンスはうかがっている。それよりも、拡張した路線で利益を上げていくことのほうが重要だ。 現在18年の戦略を立案しているところだが、往復で満席に近い状態を保つため、3つのキーポイントである日本発、アメリカ発、東南アジア発の需要のバランスを取っていく必要がある。

スクルービー 日本市場については、20年の羽田増枠には興味はあるが、まずは現在の5路線での売上増加に注力していく考えだ。


-プレミアムエコノミークラスの導入を進めていますが、今後の計画をお聞かせください

ホッジス 18年末までにB787-9型機などのワイドボディ機のすべてに導入する計画だ。現在までに27機への導入が完了した。今後は日本を含む長距離国際線に順次投入する。

スクルービー 日本線についてはすでに成田/ロサンゼルス線に導入している。この新しい座席の認知度向上に向け、テレビCMを放映しているほか、10月末には六本木で開催された東京国際映画祭でもシートを展示するなど、消費者への宣伝活動を強化している。

ホッジス 今後もJLと共同でB to Cのアプローチを強化していきたい。LINEなどのソーシャルメディアを活用して、若い層の取り込みにも力を入れていきたい。


-BtoBの取り組みや旅行会社との関係についてお聞かせください

ホッジス これまでは大企業との取引が多かったが、今後は年に数回しか出張機会がないような中小企業との関係も強化する。旅行会社は日本の流通において不可欠な存在なので、引き続き連携を強化していきたい。


-ありがとうございました