▽3月の国内旅行は0.7％減、外国人は2割増

　3月単月の取扱額は、国内旅行は0.7％減の3050億7769万円、外国人旅行は22.5％増の214億6280万円となった。このうち募集型企画旅行については、国内旅行は取扱額が0.3％減の963億2104万円、取扱人数が2.4％減の339万6420人となった結果、単価は2.1％増の2万8360円に。外国人旅行は取扱額が1.9％増の6億5781万円、取扱人数が5.5％減の3万8912人で、単価は7.9％増の1万6905万円となった。

　国内旅行を企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはJTB15社で9.6％減の929億3988万円だった。2位以下は楽天が13.0％増の480億1245万円、KNT-CTホールディングス8社が1.7％増の258億5406万円と続いた。

　前年からの伸び率では、郵船トラベルが331.9％増の3億8934万円で最も伸長。続いて、DeNAトラベルが73.5％増の4億6089万円、日立トラベルビューローが25.7％増の11億874万円、トヨタツーリストインターナショナルが21.0％増の1億5638万円、日新航空サービスが19.3％増の3億6882万円となり、計23社が前年を上回った。

　外国人旅行で企業別の取扱額が最も大きかったのは、JTB15社で27.2％増の91億3897万円。2位は日本旅行で4.9％増の32億5888万円、3位はKNT-CTホールディングス8社で76.2％増の31億47万円だった。

　前年からの伸び率では、読売旅行が4922.4％増の874万円で1位に。以下は、ヤマハトラベルサービスが1249.7％増の1億484万円、トヨタツーリストインターナショナルが976.8％増の199万円、タビックスジャパンが332.3％増の2825万円、京成トラベルサービスが203.7％増の420万円と続いた。外国人旅行を取り扱う37社のうち21社が前年を上回った。

　なお、海外旅行の取扱額は9.8％増の1941億2558万円で、総額は3.8％増の5206億6607万円となった。募集型企画旅行の取扱額の合計は1.1％増の1520億1193万円、取扱人数は2.3％減の377万1158人で、単価は3.5％増の4万309円だった。海外旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。

▽主要旅行会社取扱概況（Excelファイル）
2016年度累計
2016年度累計（詳細データ）
3月単月