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15年の海外渡航率は15%、低迷に歯止め-エイビーロード調査

  • 2016年7月5日

▽8割超が16年の海外旅行に意欲、台湾が人気1位

 16年の海外旅行の予定については、「すでに海外旅行に行った」もしくは「行きたいと思っている」と回答した人が全体の81.5%を占め、前年からは1.9ポイント増となった。エイビーロード・リサーチ・センターによると、15年に海外を訪れた人の割合と同様に、昨年までは減少傾向にあったものの、今年は微増したという。

 16年に行きたい旅行先を問う質問では、最も人気が高かったのは台湾で0.3ポイント増の15.6%。2位はハワイで2.3ポイント減の14.5%、3位は昨年6位だったオーストラリアで0.3ポイント増の9.4%となった。

 上位10位を見ると、韓国が前年の7位から4位に上昇し、回復傾向が見られた。このほかには、オーストリアやスイス、クロアチアなどを含む西ヨーロッパ諸国が昨年の11位から6位に、グアムが10位から8位に順位を上げた。一方、フランスは前年の5位から9位に降下した。

 「今後行ってみたい旅行先」としては、イタリアが昨年に引き続き1位を獲得。同センターによると、イタリアは07年の調査開始以来、同ランキングでは常に1位を維持しているという。昨年は3位だったスペインが2位に、2位だったフランスが3位となるなど、上位3位はいずれも欧州が占めた。