15年の海外渡航率は15%、低迷に歯止め-エイビーロード調査

  • 2016年7月5日

▽同行者別でもハワイや台湾が人気、満足度1位はタイ

 レジャー目的の旅行先を同行者別で見ると、「子供連れのファミリー」は前年と同じく1位がハワイ(オアフ島)、2位がグアム、3位が台湾となった。「夫婦」は、1位のハワイ(オアフ島)と2位の台湾は前年と同様だったものの、15年11月にパリでテロ事件が発生したフランスは3位から5位に順位を落とした。「ひとり旅」では、調査を開始して以来初めてタイ(ビーチリゾート)が1位を獲得した。

 旅行先別の満足度に関して、「良かった」と回答した人が最も多かったのはタイ(ビーチリゾート)で、回答者の95.9%を占めた。回答者からは「物価が安い割には治安が良いし、少し日本語も通じる」や「水上マーケットや象乗りなど、日本では体験できないことを体験し、違う文化に触れることができて楽しかった」などの声が挙がったという。

 2位はカナダとオーストラリアでそれぞれ95.7%となった。カナダについては「スキー場は、国内・世界と比べても最高」など、オーストラリアは「食事が最高に良かった。また、コアラやロックワラビーと触れあえたり、大自然を楽しむこともできた」などのコメントが寄せられた。

 初めて訪れた海外旅行先を問う質問では、1位はハワイ(オアフ島)で全体の13.9%を占めた。旅行先での失敗談を問う質問では「レンタカーが大きすぎて運転に苦労した」や「ハワイと日本の時差があまりに大きくて昼寝をしてしまい、夕方のオプショナルディナークルーズに乗れなかった」などの声が寄せられた。以下は2位がアメリカ西部で9.3%、3位はフランスで9.2%となった。

次ページ>>>8割超が16年の海外旅行に意欲、台湾が人気1位