itt TOKYO2024

米国3州、新素材でモデルルート提案、冬のイエローストーンも

  • 2015年11月23日

コロラド・サウスダコタ・ワイオミング州政府観光局日本地区代表の星野修氏  コロラド・サウスダコタ・ワイオミング州政府観光局はこのほど、旅行会社などを対象にセミナーを開催した。2016年上期以降の商品企画や販売を促進するためのもので、同局日本地区代表の星野修氏が各州のモデルルートを紹介。星野氏は「3州は観光素材が豊富。ぜひ多くの商品を造成してほしい」と訴えた。

 コロラド州については、ロッキー山脈を巡るツアーを提案。ロッキー山脈を周遊するルートは3年ほど前から旅行会社に提案しているものの、現在の認知度はそれほど高くないため「継続して訴求し続けていく必要がある」という。今回はロッキー山脈の新たな素材としてワイルドフラワーの多い地区でのハイキングトレイルを紹介。星野氏は、ロッキー山脈内の峰「マルーン・ベルズ」にはワイルドフラワーが多く咲いていること、マルーン・ベルズを背景にしたマルーン湖の景観は人気の写真撮影スポットであることを紹介したほか、マルーン湖からクレーター湖までのトレイルなどについてもアピールした。

 ワイオミング州とサウスダコタ州については、ワイオミング州のイエローストーンからサウスダコタ州のマウントラッシュモアを周遊するモデルルートを提案。同ルートでは新たな切り口として「Winter Safari」と題し、冬のイエローストーン国立公園とグランドティートン国立公園の魅力を紹介した。星野氏は、イエローストーンは夏の人気スポットとして知られているものの、3月と11月を除いて通年オープンしている旨を説明。冬には凍ったイエローストーン湖を見ることができることや、グランドティートン国立公園では雪景色を楽しめること、エルクなどの野生動物を近距離で観察できることなどをアピールした。