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国内旅行業況、1ポイント減に-次期は2ポイント減、訪日が影響

  • 2015年9月17日

▽次期は2ポイント減、訪日の影響も

 3ヶ月後の15年10月から12月については、全体で2ポイント減の14を予想する。会員各社からは、インバウンドの増加により大都市を中心にホテルなどの予約が困難になっているとの声が挙がっており、JATAではインバウンドの影響が減少の一因との見方を示した。

 業態別では国内ホールセラーが20ポイント増でプラスに転じる見込み。総合旅行会社は9ポイント増、リテーラー2も1ポイント増でプラスを維持する。リテーラー2は14ポイント減、インハウスは9ポイント減を予想する。

 方面別では、引き続き東京、北陸、京阪神が2桁のプラスを維持する予想だが、東京は4ポイント、北陸は3ポイント、京阪神は2ポイント今期を下回る見込みだ。JATAでは山陰、愛知・岐阜・三重、東北、奄美・沖縄、関東、九州は今回を上回り、静岡と山陰・四国は横ばいになると見ている。

 顧客層別では、団体が全セグメントで上昇し、回復に転じる見込み。職場は12ポイント、そのほかのセグメントは6ポイントの増加を予想する。個人はファミリーが10ポイント減少するが、シニアは2ポイント増でプラスを維持。OLは横ばいとした。