日本旅行業協会（JATA）は7月1日、国内宿泊旅行の拡大を目的に展開しているキャンペーン「ニッポンを、遊びつくせ！」の特設サイト上で、パフォーマンス集団「WORLD ORDER」を起用したプロモーション動画の「東北篇」を公開した。既に公開している「九州篇」に続くもので、パフォーマンスとともに日本の魅力を訴求することにより、旅行に対する関心が低いと言われる若年層の需要喚起をはかる。

　東北篇では、松島や南三陸、塩竈、気仙沼などの観光スポットに、WORLD ORDERがパフォーマンスしながら訪問する様子を紹介。10月には東北篇のメイキング映像も配信する計画だ。

　JATAでは15年4月から「九州篇」の動画を配信。公開後2週間で1日あたり平均1000回再生され、これまでに約5万回再生されたという。そのうち約43％が海外からのアクセスによるもので、台湾や米国、タイ、香港などでの視聴が多かったという。

　なお、Facebookのキャンペーンサイトには6月20日時点で3万5122人のファンがいるが、その48.9％が35歳以下。JATAでは動画を公開したことにより、若年層の取り込みにつながっているとの見方を示している。