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インタビュー:JL執行役員・西日本地区支配人の中野星子氏

  • 2014年5月20日

関空国際線、早期の復便めざす
旅行会社との「絆」強化も

-訪日需要を獲得するためにJLの国内支店ができることは

中野 やはり日本の良さをアピールすることだろう。例えば、今来られている外国人の方々は、電化製品といえば秋葉原だけしかないと思っているかもしれない。それを、例えば大阪の日本橋であるとか、ほかの場所でも買えることをお伝えする。

 また、日本には北海道から沖縄まで色々な魅力があるが、日本人の我々もすべてを知っているわけではない。アピールという意味ではもっと呼び込める可能性があると思う。言葉や案内表示など受入体制の問題もあるが、我々としても一緒になってできるところは積極的にやっていきたい。


-旅行会社との関係についてお考えをお聞かせください

中野 JLは、我々の大先輩の時代から旅行会社とタッグを組んで一緒に歩いてきた歴史がある。今後は、さらにその絆を深めていきたい。旅行会社は一緒に観光、旅行業界を支えていただけるパートナーだ。

 特に、路線を開設するとなると、内際ともに旅行会社の協力がなければなかなかロードファクターも上がらない。復便した路線も、ある程度の実績を残せなければ維持できない。短命で終わらせないためにも、皆様のご支援を大いに期待している。


-関西の旅行業界に対するメッセージをお願いします

中野 東京からこちらに赴任する時に、東京の旅行会社の方々から良い時期に行くね、といわれた。どうしてかと聞くと、今まさに風が西に吹いていると。あべのハルカス、USJと注目を集めており、それに向けたインバウンドも期待できる。そうなれば経済が豊かになり、業務渡航を含めて旅行に出られる方も増えるだろうと。

 実際に大阪の街を歩いていても、大変多くの外国人旅行者の方々が来られている。来ていただくということは、そこで色々な物事が動くし、経済も豊かになる。受け売りだが、今ご挨拶回りをしている中で皆様にこれをお伝えしている。


-ありがとうございました