travelvision complimentary

HIS、5年でクルーズ25万人めざす-チャーター活用、店頭強化

  • 2013年7月17日

▽夏のチャータークルーズ、販売は6割-説明会強化、間際需要に期待

 HISでは今年8月と9月に、コスタ・ビクトリアで6本のチャーターを実施する計画だ。現在の販売状況は6割で、初便の8月出発と最終便の9月22日出発のコースについてはほぼ完売。残り4本について今後販売を強化していく。高木氏は予約について、「全体的に見ると出だしがスロー」だが、HISの顧客の特性として45日を過ぎてからの間際予約が多いことから「まだまだこれから集客できる」という。

 HIS関東ツアー事業部部長の瀬川活氏によると、GWのチャーターでは3本計で6000名を集客。参加者のうち64%が60歳以上のシニア層で、約6割が初めてのクルーズ。また、全体のうちHISが8割を販売し、新規顧客が多かったという。高木氏は、HISではシニア層の取り込みをはかっていることから「新規顧客の開拓ができたのは、HISにとってメリットだった」と喜びを示した。

 夏のチャーターでは、GWの結果をもとに主なターゲットをシニアに設定。夏の3世代旅行の需要取り込みをはかり、祖父母と孫が一緒に申し込むと旅行代金を5000円割り引く「孫割」も用意した。

 今後は説明会や対面での販売を強化し、集客に取り組む。高木氏は、クルーズは敷居が高い、料金が高いといった偏見があり、基礎知識が不足していることから、まずは店舗を活用した対面販売や説明会が一番の販促方法であるとの考え。「手間暇かかるが、販売店がある我々だからこそできる手法。少し時間はあるが、その価値はある」という。

 なお、クルーズプラネットの小林氏は、「日本発着クルーズから海外でのフライ&クルーズにつながるかといえば、そう甘くない」と課題を指摘。日本発着クルーズは日本発着だから、金額が手ごろだからなど国内旅行感覚で選ばれるケースが多く、海外発着クルーズの需要に結びつきにくいという。

 ただし、小林氏は「クルーズが今後の旅行を考える時の選択肢の1つになったというのは大きな一歩」と評価。消費者がよりクルーズを選択したくなるようなサービス、商品を提供すればクルーズ人口は拡大するとし、「そのためにいい商品、良いサービスを提供していきたい」と意欲を示した。

※高木氏の「高」は正しくは「はしごだか」