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エミレーツ、羽田/ドバイ線初便は満席-ドバイ以遠需要に期待

  • 2013年6月4日

▽販路は旅行会社重視も、オンライン販売増への取り組みへ-アライアンスは「関心なし」

 また、エンゲルマン氏は今後の日本での販売について、携帯電話やスマートフォンの発達でインターネット経由の予約が世界的に増えているが、日本では旅行会社との「フェイス・トゥ・フェイスの需要は依然として高い」と説明。現在日本での売上は90%が旅行会社経由であり、エクスペディアなどのオンライントラベルエージェントは5%程度だという。ただし、旅行会社もインターネットでの販売に積極的に取り組み始めており、エンゲルマン氏は「旅行会社のビジネスモデルにも変化が生まれてるのでは」と語った。

 今後は旅行会社との関係を引き続き重視するともに、「一番重要なのはお客様に選択肢を提供すること」という考えのもと、今後拡大が見込まれるオンライン販売に対し、比率の増加に取り組んでいく考えだ。

 このほか、記者会見では、EKとカンタス航空(QF)の業務提携についても言及がなされた。アンティノリ氏は航空会社のアライアンスについて「関心はない」とコメント。アライアンスは複雑すぎるため「顧客に対してよいものだとは思わない」とした。

 ただし、他航空会社との業務提携については「2国間のパトナーシップがお客様にとって良い物で、ネットワークにとっても価値をもたらし、時間を省略できる、ということであれば」検討していく考え。昨年発表したカンタス航空(QF)との業務提携は双方にとってプラスになるとした。