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プリンスホテル、ハワイ3軒で日本向けサービス強化、サイト刷新も

  • 2012年5月9日

(左から)プリンスリゾーツハワイ営業部長の中林淑枝氏、マウナケアリゾート総支配人のジョン・A・ガーソンディー氏、プリンスホテル国際部の大武加奈枝氏 プリンスリゾーツハワイは、日本人向けサービス強化の取り組みを進めている。ハプナビーチプリンスホテルに日本人向けのゲストサービスラウンジを開設したほか、ハワイプリンスホテルワイキキ、マウナケアビーチホテルを含めたハワイにある3軒の日本語ウェブサイトも刷新。日本語版のFacebookページも開設し、ネットユーザー層への情報発信も開始した。

 このほど来日したマウナケアリゾート総支配人のジョン・A・ガーソンディー氏とプリンスリゾーツハワイ営業部長の中林淑枝氏は、これらの施策が日本人宿泊客のさらなる取り込みに向けたものであると説明。ガーソンディー氏はハプナとマウナケアの2軒について、日本人のシェアがハプナは20%、マウナケアは3%に留まっているとし、これをそれぞれ25%と20%に引き上げたいと意欲を示した。

 ハプナのラウンジは日本語を話すスタッフが常駐し、レストランやゴルフの予約などを含めてコンシェルジュのように宿泊客のニーズに応えるもの。年中無休で8時30分から17時まで営業する。日本語サイトでは、利用者のニーズごとにコンテンツを整理し、レイアウトも見やすく変更。写真を多用し、レストランメニューや施設の概要に関する情報も充実した。また、新予約システムも導入したという。

 中林氏によると、ハプナとマウナケアではこれまでハネムーナーとアクティブシニアの需要が多かったが、今後はファミリー層の取り込みを進めたい考え。すでにパッケージホールセラー各社とキッズプログラムを開始するなど取り組んでおり、今後も、波が穏やかな白砂の天然ビーチなど、子ども連れにも適したホテルである点をアピールしていく方針だ。