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20代インタビュー:ラティーノ 営業課 佐藤ルイスさん(26歳)

  • 2012年1月23日

20代応援企画!常に新たな情報をキャッチして提案力向上へ


-日々のお仕事の中で心がけていることはありますか

 現地の最新情報を入手して伝えることは自分で担当しているラティーノ・ニュースでもおこなっていますが、さらに、これからどんな観光地が盛り上がるのか、おもしろそうなイベントがないかをキャッチするように心がけています。中南米は広く、まだまだ知られていない場所がたくさんあります。そうした中で新しい観光スポットをこちらから紹介し、新しいツアーや素材として提案することは、より多くの方に旅行に行ってもらうために大事だと思っています。

 例えば、現地の観光省が開発し始める場所などはチェックしています。力を入れているということは予算が投入されインフラ整備などにつながるからです。


-これから流行りそうな場所があればぜひ教えてください

ペルー政府観光局がマチュピチュ遺跡の姉妹遺跡に認定したクエラップ遺跡の城壁  最近、旅行雑誌でも取り上げられましたが、ペルーのチャチャポヤス県にあるクエラップ遺跡です。現在、政府もその地域の観光開発に力を入れています。クエラップは城塞都市で、第二のマチュピチュと言われるくらい神秘的な場所です。その城塞都市を上空から見下ろすとコンドルの形をしているそうです。このほか、チャチャポヤス県にはゴクタの滝という世界第3位の落差をほこる滝もあります。弊社でもモデルプランとしてコースを紹介しています。


-最後に、今後の目標について聞かせてください

 自分で提案したコースが実際に商品化されていたり、パンフレットで店頭に並んでいるのを見ると本当に嬉しくてやりがいを感じます。これからも新しい情報をいち早く伝えて、多様なコースを提案していきたいですね。例えば、スポーツが好きなので、中南米でおこなわれるマラソン大会に参加するプランなど。ブラジルのリオデジャネイロマラソンはすでにモデルプランがあるのですが、チリのイースター島マラソンというのも開催されていて、まさに遺跡や歴史の中を駆け抜ける体験ができます。こうしたスポーツ関連の大会やお祭りなどのプランを提案したいですね。

 あと、私の出身地でもあるペルーの“アマゾンのパラダイス”と呼ばれるタラポトを訪れるプランもつくりたいです。観光地としてまだ大きなところではないですが、料理もおいしくて快適に過ごせる場所なので日本の方にも知ってもらいたいです。

 また、2014年にはサッカーワールドカップ、2016年にはオリンピックがブラジルで開催されます。まだお問い合わせなどはないですが、これから注目が集まると思います。実は、日本の方の観光のお手伝いができるよう、今から各スタジアムの情報や周辺のホテル、観光スポットなどを調べているんですよ。いつ問い合わせがきても大丈夫なようにしたいですから。知識や手配力をもっと身につけて中南米のエキスパートと言われるようになりたいですね。


-ありがとうございました




トラベルビジョンが選ぶ佐藤さんの仕事の極意

★現地情報やニュースは欠かさずチェックし新たな観光スポットを提案
★参加者のニーズにあわせたプランニングで満足度向上へ
★コミュニケーションは積極的に

 旅行のプランを提案するときは、写真を使うなど旅行の楽しさが伝わるように工夫しているという佐藤さん。実際に旅程を組んだり手配する業務は細かく地道だと言いますが、コミュニケーションは積極的に取り、ラテン系の雰囲気で接することで楽しさを伝えているそうです。自ら中南米旅行のトレンドを生み出していこうという熱い思いが伝わるインタビューでした。ありがとうございました。