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近鉄のレジャー業、10年度収益は6%増−震災払拭は「相当期間を要する」

  • 2011年5月18日
 近畿日本鉄道の2011年3月期(2010年4月1日〜2011年3月31日)連結業績で、近畿日本ツーリスト(KNT)やクラブツーリズムを含むホテル・レジャー業の営業収益は前年比4.4%増の1976億300万円、営業損失は1億2600万円改善して2億1800万円となった。ホテル部門で訪日客の取り込みや平城遷都1300年祭にあわせたキャンペーンを展開したほか、旅行部門でも海外旅行や平城遷都1300年祭関連の旅行商品を積極的に販売した。

 一方、2012年3月期(2011年4月1日〜2012年3月31日)については、「震災発生日を境に、運輸業、流通業、ホテル・レジャー業で収入が減少」しているといい、「回復には相当期間を要する」と懸念。このため、ホテル・レジャー業の業績予想は、営業収益を3.8%減の1900億円、営業損失を7億8100万円悪化の10億円とした。


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