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関空、冬スケは週582便、アジア方面が大きく増加−韓国2社が席巻

  • 2010年10月28日
 関西国際空港の2010年冬スケジュール(2010年10月31日〜2011年3月26日)で、国際線旅客便の計画便数はピークの3月で週582便となる見込みだ。2009年冬スケジュールと2010年夏スケジュールそれぞれのピークと比較すると、09年冬比が7便減、10年夏比が12便減。ただし、この中には日本航空(JL)と全日空(NH)による路線の整理を含んでおり、これらを除くと09年冬比が66便増、10年夏比が26便増となる。特にアジア系航空会社の就航や増便が顕著で、09年冬比では43便、10年夏比でも20便増と大きく拡大する。

 アジア系航空会社では、香港エクスプレス航空(UO)が12月11日に週7便で香港線を復便。また、キャセイパシフィック航空(CX)も10月31日から1日3便を1日4便に増便する。さらに、シンガポール航空(SQ)は11月1日、シンガポール線を週7便から週10便とし、マレーシア航空(MH)はコタキナバル経由クチン線を2011年1月18日から週2便で運航する。

 また、航空会社別の1週間あたりの便数を見ると、JLが42便、NHが49便であるのに対し、大韓航空(KE)が60便となり、日系航空会社を抜いて最多となった。アシアナ航空(OZ)も49便で、韓国系2社のみで全体の2割を占めている。

 なお、チャイナエアライン(CI)の子会社で台湾を拠点とするマンダリン航空(AE)が、11月5日から関空/高雄線の定期チャーターを週2便で運航。当面はインバウンドのみの利用だが、関空では「高雄は台北に次ぐ都市。ビジネス、観光の需要拡大が期待され、定期便化の早期実現が望まれる」と期待を示した。


▽関西国際空港10年冬期スケジュール、路線・便数一覧
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