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鹿児島・仙巌園、2月2日から島津家伝来の人形と雛道具を展示へ

  • 2008年1月15日
 鹿児島県の仙巌園・尚古集成館は2月2日から、毎年恒例となる島津家伝来の「人形と雛道具」を展示する薩摩のひなまつりを展開する。人形は、公家の装束を正しく考証した有職雛(ゆうそくひな)で、島津家が京都へ訪問した機会にお返しとして賜ったものと言われる。また、雛道具は、5代将軍の徳川綱吉の養女「竹姫」が島津家22代の島津継豊に嫁入りした際、持参したと伝わり、約98種、550点にのぼる。この薩摩のひなまつりにあわせ、薩摩の土人形展として帖佐人形、垂水人形、東郷人形をかつての薩摩の家々で飾られていたものと同じように展示する。

 NHKの大河ドラマ「篤姫」の放映にあわせ、鹿児島市のドルフィンポート内に「篤姫館」が来年1月12日までの期間、オープンしており、鹿児島では篤姫と共に、薩摩、あるいは島津家の歴史にも触れることができる。