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旅行作家協会、斎藤茂太賞に要介護の母とのウィーン旅行記

  • 2019年7月30日

 日本旅行作家協会はこのほど、第4回の「斎藤茂太賞」の選考会を実施し、受賞作に介護士で作家のたかはたゆきこ氏による「おでかけは最高のリハビリ! 要介護5の母とウィーンを旅する」を選出した。「旅はリハビリという新しい視点や、今の時代を切り取った作品であること」などを高く評価した。

 「斎藤茂太賞」は、同協会創立会長の故斎藤茂太氏の功績を称えて2016年に創設したもので、今回の対象は2018年に発行された紀行文やエッセイなど。ノミネート数は104冊だった。

 審査員は同協会会長の下重暁子氏や、名誉会員の椎名誠氏など4名が務めた。授賞式は7月25日に開催し、たかはた氏にはトロフィーと副賞の30万円を授与した。