連携強化で巻き返し 名阪近鉄旅連、中島さん(望湖楼)が新会長に

 名阪近鉄旅行協定旅館連盟(小田孝信会長=加賀屋)は4月11日に名古屋市中村区のキャッスルプラザで、協定施設連盟(西山健司会長=西の屋グループ)は25日に同区のザ・グランクレールでそれぞれ2018年度総会を開いた。

 席上、名阪近鉄旅行の総取扱額が報告され、17年度は13億4796万7千円(前年度比92%)だった。そのうち旅館券は7億5522万3千円(同92%)、観光券は5億9274万4千円(同92%)。会員募集旅行「カッコーツアー」の送客実績については総客数で16万9668(前年度比99%)、バスの延べ台数は6569台。宿泊は2万8565人(同95%)、日帰りは14万1103人(同100%)だった。

 協定旅館連盟の総会では長年会長を務めた小田会長が退任し、新会長として中島守さん(鳥取県はわい温泉・望湖楼)を選出した。

 中島新会長は地区別の懇談会や社員研修などで協定旅館連盟と名阪近鉄旅行の連携強化を図り、実績を出していくことを強調。送客表彰、旅客誘致宣伝物作成・イベント事業への助成金事業を行うことを伝え、協力を求めた。

 昨年6月に就任した名阪近鉄旅行の松田健社長は、昨年の実績について「黒字決算の見込み」とし、「5月から投入した新型バスの予約が好調で、キャンセル待ちである」と報告した。

 協定観光施設連盟の総会で西山会長は「業界の変化がめまぐるしいが考え方、捉え方次第でアゲインストの風はフォローの風になる。もう一度自身で立ち位置を見直したい」とあいさつした。


情報提供:トラベルニュース社