韓国、10月の日本人は2割減、訪日客増で座席確保難

  • 2017年11月29日

 韓国観光公社(KTO)によると、2017年10月の日本人旅行者数は前年比20.9%減の17万9661人となった。朝鮮半島情勢が不透明な状態にあるなか、8月と9月については前年から増加していたが、今年は韓国の旧盆「秋夕」が10月上旬にあったため、訪日旅行者が増加して日本人が航空座席を確保しにくかったことが影響した。

 1月から10月までの累計は0.9%増の190万4282人となり、ほぼ前年並みに近づいた。11月は、中旬までの集計では前年並みで推移しているという。

 16年の訪韓日本人旅行者数は、前年の中東呼吸器症候群(MERS)の影響から回復して25.0%増の229万7893人を記録。KTOは17年については、「完全回復」に向けて8.8%増の250万人をめざすとしていた。