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バイキング・オーシャンクルーズ、日本で販売開始、FIT対象

  • 2017年1月22日

2015年5月に就航した「バイキング・スター」  小型クルーズ船社を取り扱うオーシャンドリームは1月から、スイスのバイキング・クルーズ社が取り扱う「バイキング・オーシャンクルーズ」の販売を開始した。同社は2013年にクルーズブランド「バイキング・リバークルーズ」を設立。「バイキング・オーシャンクルーズ」は15年に立ち上げ、バルト海や地中海、カリブ海、アジアやオセアニアなどでクルーズを実施している。オーシャンドリームはバイキング・クルーズ社の日本総代理店を務めており、オーシャンクルーズについては当面は個人予約のみを扱う。

 オーシャンクルーズでは現在、「バイキング・スター」と「バイキング・シー」の2隻を使用。17年は2月に「バイキング・スカイ」、年内に「バイキング・サン」の2隻を、18年は「バイキング・スピリット」を導入する予定だ。5隻はいずれも同型船で、総トン数は4万7842トン、乗客定員は930名、乗員数は465名。同型船を利用することでコストの削減や運航の効率化をはかっている。

 17年のコースの代金は、例えばストックホルムからベルゲンを14泊15日でクルーズするコース「バイキングの故郷」の場合、2名1室利用で5199米ドルから。同コースは17年4月から9月まで、23本実施する予定だ。

 クルーズ料金には船内レストランでの食事、食事の際のビールやワイン、24時間のルームサービス、北欧式サウナ、WiFiサービス、港湾税などを含んでおり、各寄港地につき1つ、観光プランを無料で提供する。ドレスコードは「エレガントカジュアル」で、船内言語は英語。日本人コーディネーターの乗船については検討を進めているという。

 オーシャンドリームによれば、オーシャンクルーズ用の客船は日本未寄港だが、増加を受けて18年中の寄港が検討されているという。同社では日本語のウェブサイトと18年までの日本語パンフレットを作成中。ウェブサイトは1月中に公開する予定という。