楽天子会社がめざす業界活性化、WTS新社長の成長戦略とは

ホールセラーから「総合旅行サービス会社」へ
BtoBとOtoO推進、社員待遇改善に意欲

  • 2019年4月14日(日)

 今年1月、楽天の連結子会社ワールドトラベルシステム(WTS)の新社長に、代表取締役副社長のディマント・タッカー氏が就任した。楽天経済圏の一員であり、一方では旅行業界のホールセラーという2つの特徴を持つ同社は今後どのような立ち位置で、どのような役割を果たしていくのか。新社長としての抱負を聞くとともに、金融と不動産、ITの世界を経て旅行業界へ身を転じた立場から、旅行業界全体の将来像も語ってもらった。

旅行業界に入ったきっかけも含め、WTS社長就任に至る経緯をお話しいただけますか

ディマント・タッカー氏(以下敬称略) 日本で生まれ育ちアメリカの大学を卒業した後、会計事務所に就職し、その後、モルガン・スタンレーの不動産部門でアナリストとして物件の運用や買収などに関わった。こうしたなかで事業に携わりたいという思いが強くなり、2011年に楽天に入社した。

 当初は三木谷浩史社長直下の本社国際部で、主として海外進出に関わる新規事業開発を担当していたが、15年、楽天トラベルの国際事業強化のタイミングで自ら手を上げて楽天トラベルに移った。

 国際営業部副部長として最初に手がけたのが、当時27%出資していたWTSの完全子会社化だ。将来の成長には仕入れ機能の強化が欠かせないとの判断だった。15年の買収後、取締役上席執行役員としてWTSの経営にも携わるようになって今に至る。

 当初の私の役割はWTSの経営健全化だったが、18年に代表取締役副社長に就任した際、楽天サイドの経営陣から、楽天のビジネスの加速についても要望があった。現在はWTSだけでなく、WTSの戦略によって楽天トラベルもホテルやパッケージ、航空券の取り扱いを伸ばせるようになっている。楽天とBtoBを主とするWTSとの親和性が高かった証だろう。そして19年度以降、いよいよBtoBも含めた成長戦略を加速することになり、幅屋太前社長からバトンを受けた形だ。

今後の楽天との関わりはどのようになるのでしょうか

ディマント 今後は、WTS社長として経営を担うとともに、親会社である楽天トラベルにも籍を置き、日本人のアウトバウンドを扱う国際営業部の副部長として、ホテル、航空券、ダイナミックパッケージの3サービスのうち航空券部分を主に担当する。楽天もWTSも半々のバランスで関わっていく予定だ。

 幅屋も会長として引き続きWTSの経営に携わっていくが、彼がメインで携わるのは楽天本体。WTSの成長戦略は私が考え、幅屋と議論しながら、楽天とWTSがビジネスパートナーとしてどのような形で国際戦略を展開していくか、双方が成長する形のビジネスは何かを決めていく。

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