アイルランド島の総面積は約8万4500平方キロメートルで、北海道とほぼ同じ。南北は約450キロ(東京/大阪間と同程度)で、東西は約300キロ(東京/名古屋間と同程度)ほど。アルスター、マンスター、レンスター、コノハトの4地方に分かれており、行政区域は32県。うち、26県がアイルランド島の総人口は約560万人で、うちアイルランドが約390万人、北アイルランドが約170万人。


日本との時差はマイナス9時間。サマータイム期間(3月最終日曜日から10月最終日曜日まで)はマイナス8時間。夏場は22時頃まで明るく、冬場は16時頃には暗くなります。


アイルランドの公用語はアイルランド語(ゲール語)と英語。日常的には英語が使用されています。北アイルランドの公用語は英語です。


島の西側を流れる暖流の影響で年間を通じて寒暖の差が少なく、気候はきわめて穏やか。零下になることはほとんどなく、降雪もまれ。ただし、1年を通じて天気と気温は変わりやすいため、折りたたみ傘やウインドブレーカーなどを常備して対応するとよいでしょう。夏場も朝夕に冷え込むことがあり、薄手のセーターや上着などがあると重宝します。(詳しくはwww.met.ieを)


【アイルランド】
日本国籍の場合、90日以内で観光目的の滞在であれば、パスポート携帯のみで査証(ビザ)は不要。ただし、3カ月以上滞在する場合、ダブリンではGarda National Immigration(GNIB)、それ以外の都市では、所轄の警察署で外国人登録が必要となります。この場合、緊急時の連絡のため、入国後1カ月以内に在アイルランド日本大使館宛に在留登録手続きをしておいたほうがよいでしょう。

Garda National Immigration Bureau(GNIB)13-14Burgh Quay,Dublin2
TEL.01-666-9100
[アイルランド大使館]
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-10-7
[アイルランド・ハウス]
TEL.03-3263-0695 /  FAX.03-3265-2275 / www.embassy-avenue.jp/ireland


【北アイルランド】
日本国籍、あるいは日本の市民権がある場合、6ヶ月以内の滞在に関しては入国許可証(エントリークリアランス)は不要。6ヶ月以上滞在する場合は、渡航前に入国許可証を入手が必要となります。英国滞在中はパスポートを常に携帯する事になっています。

[英国大使館領事部ビザ課]
〒102-8381 東京都千代田区一番町1
TEL.03-5211-1100 / www.uknow.or.jp


アイルランド、北アイルランドともに、入国時の税関では緑(申告なし)と赤(申告あり)で色分けした通路システムを用いています。免税基準枠は旅行者大人1人につき、紙巻タバコ200本、ワイン2リットル、スピリット(ウィスキー・ジンなど)1リットル、発泡性ワイン・ポートワイン・シェリーなど2リットル、香水50cc、オーデコロン250cc。アイルランドでは1点で€175(15歳以下は€90)、北アイルランドでは1点£145を超える品物は課税対象となります。


アイルランドの通過単位はユーロ、補助単位はユーロセント。100ユーロセント(¢)は1ユーロ(€1)となる。紙幣は€5、€10、€20、€50、€100、€200、€500の7種類。コインは1¢、2¢、5¢、10¢、20¢、50¢、€1、€2の8種類。
北アイルランドの通貨単位はポンド、補助単位はペンス。100ペンス(p)は1ポンド(£)となる。紙幣は£5、£10、£20、£50、£100の5種類。コインは1p、2p、5p、10p、20p、50p、£1、£2の8種類。両国での通貨の併用使用はできません。
両国ともVISA、AMEX、マスターといったクレジットカードが広く通用しています。


両替は空港の両替所や市内の銀行、郵便局、観光案内所、一部ホテル等で可能。日本円を両替したい場合は、ダブリン、ベルファスト、ゴールウェイ、コークなどの大都市で行う方がよいでしょう。また国際キャッシュカードで、24時間稼動のATMから現地通貨を引き出すことも可能です。

[アイルランドの銀行の営業時間]
月~金曜 10時~16時、土・日曜・祝祭日休業。 ※木曜は17時まで営業している銀行もあります。
[ダブリン空港内の両替所の営業時間]
5~10月:毎日、24時間  
11~4月:12月25日を除く毎日5時~24時
[北アイルランドの銀行の営業時間]
月~金曜 9時30分~16時30分、土・日曜・祝祭日休業。 ※木曜は17時まで営業している銀行もあります。
ベルファスト空港内には銀行はないが両替所があります。


ホテルの料金には、約15%のサービス料が加算されるのが一般的。サービス料が含まれている場合のチップは必要ありません。サービス料が含まれていないホテルのレストランで食事をした場合には、食事代金の10~15%のチップが一般的。
ホテルのポーターへはアイルランドの場合、スーツケース1つにつき75¢、北アイルランドでは50p。タクシーは料金の10%程度が目安。


アイルランドでは220ボルト、50ヘルツ、北アイルランドでは240ボルト。ソケットは両国ともに3本足(BFタイプ)が最も普及しています。また一部2本足(Cタイプ)のところもあります。日本の電気製品を使用する場合、プラグ用のアダプターと変圧器が必要となります。


アイルランドの公衆電話には、コイン形式とCall Card呼ばれるプリペードカードおよびクレジットカード形式があり、市内料金は3分間で40¢。
北アイルランドでは、コイン式電話では20pから£1までの硬貨が使用できます。(但し、一般的にはおつりは出ません。)カード式電話は、クレジットカード、またはテレホンカードが使用できます。カードには£3、5、10、20の種類があり、ニュースエージェント(新聞、雑誌の売店)などで購入可能。かけ方は下記の通り。

[日本→アイルランド]
(国際電話識別番号)-353(アイルランド国番号)-(市外局番の最初の0をとった番号)-(相手先の電話番号)
[日本→北アイルランド]
(国際電話識別番号)-44(北アイルランド国番号)-(市外局番の最初の0をとった番号)-(相手先の電話番号)
[アイルランドおよび北アイルランド→日本]
00(国際電話識別番号)-81(日本国番号)-(市外局番の最初の0をとった番号)-(相手先の電話番号)
[アイルランド→北アイルランド]
048-(相手先の電話番号。市外局番は不要)
[北アイルランド→アイルランド]
00-353-(市外局番の最初の0をとった番号)-(相手先の電話番号)

インターネットについては、4つ星、5つ星ホテルのほとんどが客室からのインターネットアクセスを提供しています。また、主要な都市や町にはインターネット・カフェもあります。


【アイルランド】
日本への航空便料金は、ハガキが57¢、封書は25gまでは57¢、50gまでは、95¢。通常、約1週間で届きます。

[郵便局の営業時間]
月~金曜 9時~17時30分
土曜 9時~13時、14時15分~17時

【北アイルランド】
日本への航空便料金は、ハガキが40p。通常4~8日で届きます。

[郵便局の営業時間]
月~金曜 9時~17時30分、土曜9時~13時30分、土曜は休みの郵便局もあります。
日曜・祝祭日休業



【空路】
現在、日本からの直行便は就航していませんが、ヨーロッパ主要都市からは多くの定期便があるので乗り継ぎは容易です。日本からヨーロッパ各都市への直行便を利用すれば、ほとんどの場合、同日乗り継ぎが可能で、その日のうちに到着できます。ロンドンからは1時間足らずのフライト。帰国も同様に、午前中にアイルランドを発てば日本行きの直行便に接続しています。国際線空港は、ダブリン、ベルファスト、コーク、シャノンの4つ。

[主要航空会社]

航空会社 ホームページアドレス
 エア・リンガス・アイルランド航空  www.aerlingus.com
 エア・アラン航空  www.aerarannexpress.com
 ブリティッシュ・エアウェイズ  www.britishairways.com
 bmiブリティッシュ・ミッドランド航空  www.flybmi.com
 KLMオランダ航空  www.klm.com
 ヴァージン・アトランティック航空  www.virgin-atlantic.com


【フェリー】
イギリスとフランスからはいくつかのフェリー路線もあります。主要な国際港は、ダブリン、ダンレアリー、ベルファスト、ラーン、ロスレア、コークの6ヵ所となります。

[主要船会社]

船会社 ホームページアドレス
 Irish Ferries  www.irishferries.com
 Norse Merchant Ferries  www.norsemerchant.com
 P&O Irish Sea  www.poirishsea.com
 Steam Packet Co  www.steam-packet.com
 Stena Line  www.stenaline.co.uk
 Swansea Cork Ferries  www.swanseacorkferries.com
 Brittany Ferries  www.brittany-ferries.com



主要幹線を外れた場所に、素晴らしい景観スポットが数多いアイルランドでは、レンタカードライブは最も便利で人気のある旅の方法です。
レンタカーの営業所は空港やフェリーターミナルのほか、主要都市の市内であれば必ずあり、乗り捨ても可能なところが多くなっています。借りる際の年齢条件は会社によって若干異なりますが、おおむね21歳以上70歳未満となっています。7~8月の繁忙期とオートマチック車の利用は、早めの予約をおすすめします。オートマッチク車は台数が少なめで、マニュアル車と比べて料金が若干高くなっています。またチャイルドシートのリクエストも事前に予約が必要です。
アイルランドと北アイルランドを通してレンタカーをご利用になりたい場合は、事前にレンタカー会社にその旨を伝え、条件を確認してください。

[レンタカー情報]
www.carrentalcouncil.ie

【運転について】
車の運転には日本の免許証のほかに、国際運転免許証が必要です。道路は全島で日本と同じ左側通行です。道路標識はアイルランドではアイルランド語(ケール語)と英語の併記、北アイルランドでは英語による表記です。アイルラドでは現在、これまでのキロ表示からEU統一のマイル表記への移行中で、標識は混在していますので注意が必要です。ほとんどのレンタカーのメーターはキロとマイルが併用されています。北アイルランドはマイル表示です。
時速制限はアイルランドの市街地で50~60キロ、郊外の一般道で100キロ、高速道路では110キロ。北アイルランドでは市街地で30~60キロ、一般道で60~100キロ、高速道路では70~110キロです。走行中は運転者だけでなく助手席でのシートベルトも着用が義務づけられています。飲酒運転には厳しい罰則が適用されます。


万一の場合に備え、出発前に適当な旅行保険に加入しておきましょう。保険の詳細などは、保険会社もしくは旅行代理店等に相談を。現地で具合が悪くなったときは、保険会社の日本語救急アシスタント・サービスに連絡するか、滞在先のホテルやB&Bに申し出てください。

【アイルランド】
[National Disability Authority]
TEL.01-608-0400

【北アイルランド】
ツーリスト・インフォメーションでは、障害者用設備のある宿泊施設の情報も提供しています。

[Northern Ireland Tourist Board]
www.discovernorthernireland.com
[Disability Action]
TEL.028-9029-7880 hq@disabilityaction.org.


[警察/消防/救急車]
※北アイルランド/アイルランド共通
Tel:999

【アイルランド】
[日本大使館]

Nutley Bldg.,Merrion Centre,NutleyLane,Dublin4
Tel:01-269-4244
最寄駅:ダート(DART)Sydney Parade
[旅行者救護サービス]
Tourist Victim Support,Garda HQ Harcourt Square,Dublin2
Tel:01-478-5295
info@victimsupport.ie

【北アイルランド】
[駐英日本大使館(ロンドン)]
101-104 Piccadilly,London,W1J7JT
Tel:020-7465-6565
最寄駅:地下鉄PiccadillyCircus