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メリディアン・ニューヨーク、今後は日本マーケットのシェアを高める

  • 2003年6月13日
 ル・パーカー・メリディアン・ニューヨークの総支配人スティーブン・パイプス氏が来日、現在の状況や今後の展開を語った。メリディアン・ニューヨークの平均客室稼働率はこの数年、83%程度を維持するという好調さを保つ。「9.11事件直後は一時的に落ち込んだものの回復は早く、イラク戦争、新型肺炎(SARS)の影響で3月、4月は若干落ちたものの、5月、6月は持ち直している」(パイプス氏)という。また、昨年の日本人の利用者は対前年比20%増であったが、総宿泊者数に占める全宿泊者数の3%とシェアはまだ低いことから、パイプス氏は「今後は日本マーケットのシェアを高めたい」と語り、同ホテルの特徴を積極的にアピールする意向だ。
 ル・パーカー・メリディアン・ニューヨークの特徴の一つは、レストラン施設の充実があげられる。ニューヨーク・マガジン社から「ニューヨークでの最高の朝食」賞を授賞した「ノーマズ」、路上に入り口を持ち、ニューヨークの雰囲気を満喫できる「セッピズ」、ホテルの洗練された雰囲気とは反対にラフなスタイルでくつろげるバーを備える。このことからお客の様々な用途に応じて使い分けが可能であり、「レジャー目的の旅行者にはニューヨークの雰囲気を堪能してもらい、またビジネス・トラベラーには仕事後のリラックスする時間を提供できる」(パイプス氏)など、目的志向の高いFIT旅行者や、仕事とプライベートをうまく切り分けるビジネスマンを中心に訴求していく予定だ。