香港FAMを追体験、街歩きに新ホテルも

  • 2017年6月20日

 6月8日に日本市場に特化して香港で開催された商談会「コントラクト香港」には、日本から62名の旅行会社関係者がバイヤーとして参加。翌9日には視察も実施され、香港政府観光局(HKTB)が力を入れる香港島の中環・上環エリア「オールド・タウン・セントラル」での街歩きや、実は豊富な自然を活かしたトレッキングの可能性が示された。8日のレセプション会場となった、4月末に開業したばかりのケリーホテルを含め視察内容を写真で残す。

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取材協力:香港政府観光局、キャセイパシフィック航空
取材:本誌 松本裕一

  • アヘン戦争の際、英国旗が初めて公式に香港で掲げられた場所「ポゼッション・ポイント」がある公園。場所は定番の文武廟から北西の方向へ道なりに400メートルほど。特に目立つものが残るわけではないが、当時はこのあたりまで海が迫っていた、といった情報を与えられると受け止め方も変わる

    荷李活道公園

  • 1枚目の荷李活道公園から文武廟の方向へ歩いてすぐ。店内はところ狭しと商品が積まれまさにカオスだが、好きな人にはたまらない場所だろう

    老舗雑貨店「朱栄記」

  • 荷李活道公園から100メートル程度の太平山街にある寺院。太歳とは厄年の意味とのこと。軒先にある扇風機の羽根のような模様が付いた円盤を回すと幸運になれるらしい

    太歳廟

  • 定番の文武廟。HKTBでは中環・上環を「オールド・タウン・セントラル」とリブランドすることで、新たに魅力を打ち出そうとしている

    文武廟

  • この数年露出が増えている複合施設。文武廟から東に直線距離で200メートル。もとは「Police Married Quarters」、つまり既婚警察官の宿舎だったところで、ファッションやアクセサリー、雑貨などお洒落な店舗が数多く入る

    PMQ

  • かつて警察署と裁判所、刑務所を兼ね備えたという大きな建造物群。PMQと同様の複合施設としてリノベーションが進められている。PMQからハリウッドロードを東へ300メートルほど

    大館

  • 壁をはう木の根。竹の足場や屋台「ダイパイドン」など、香港ならではの景色をゆっくり楽しめるのも街歩きの醍醐味

    街中の奇観

  • オールド・タウン・セントラルのプロモーションでは、「歴史」「グルメ」「路地裏散策」と合わせて「アート」もテーマに

    ストリートアート

  • オールド・タウン・セントラルではあちこちでこうした作品を目にするほか、骨董品店やギャラリーも多く立ち並ぶ

    ストリートアート

  • PMQから東に約100メートルのスイーツ屋台「玉葉甜品」。セントラルは飲茶など名店が多く食べ歩きも楽しめる

    玉葉甜品

  • HKTBでは、香港各地に整備されているハイキングコースもアピール中。視察ではビクトリアピークの頂上付近にある「ピーク・サークル・ウォーク」を体験

    ハイキング

  • ピーク・サークル・ウォークの途中。ピークタワーからとは異なる角度で眺望を楽しむことが可能だ

    ハイキングコースからの眺め

  • 視察日のディナー会場はオーシャンパーク。香港ではHKTBだけでなくサプライヤーも団体旅行向けに各種の特典を用意している

    レセプション

  • テーブルに並んだパンダのぬいぐるみ。誰もが笑顔になる演出だった

    オーシャンパーク

  • ザ・パーク・レーン香港プルマン・ホテルのルーフトップバー。HKTBによると、女性誌の特集でキービジュアルとして使われることも多いという

    ルーフトップバー

  • 4月28日に開業したばかりのケリーホテル。シャングリ・ラグループの5ツ星で、紅カンエリアに建つ

    ケリーホテル 外観

  • ホテルロビー。全体的にナチュラルな色使いとカジュアルさも感じさせるおだやかなデザインが特徴だ

    ケリーホテル ロビー

  • メインダイニングの中国料理レストラン「紅糖」。内装はあえて中国料理らしさを抑えた雰囲気に。眺めの良いルーフトップバーも隣接する。ちなみに、「糖」の字はシャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツのオーナーが砂糖で財をなしたことに由来する

    ケリーホテル メインダイニング

  • 客室は546室で、42平方メートルから。写真はプレミアシービュールーム52平方メートル

    ケリーホテル 客室

  • 到着時にミニバーに入っているものは無料で提供される

    ケリーホテル ミニバー