プロの視点を勉強しよう!・トビィ抽選会第2回始まってます! ー 20代社員が振り返る今週のニュース

 長らく続くコロナ禍で苦しい状況の観光産業ですが、そうなるとやはり他社の現状を知りたくなるのが人情というもの。今週火曜日から始まった 新シリーズ【会計士の視点】では、公認会計士の玉置氏に、公表されている決算書を読み解き、コロナの影響を解説していただいています。

 上場企業なんかは決算書を公開しているのだから、それを読んだら現状がわかるでしょと言われれば正論なのですが、各社の決算書を読み解くなんていうのはなんとも面倒臭いというのか正直なところ。会計を勉強されたことが無い方からしたら、わけのわからない単語がいっぱい並んでいるし、決算書とはなんともとっつきにくいものですが、この記事を読めば決算書なぞ読まなくても重要なポイントがざっくりとつかめます!

 私も先月頭に軽くJTBの決算に関して触れていますが玉置氏の解説を読むとクオリティが段違いです。やはりプロはすごい……。この記事はスタートが「(JTBは)20年分近い利益を失っている」から始まります。1ページ目の後半に計算ロジックなどが書かれていますが、それにしても恐ろしい数字です。1,000億という損失はJTBにとってもあまりにも大きいものですね。

 ただ、実際にJTBの経営存続に関しては玉置氏はあまり悲観的ではありません。ぜひとも皆さんにじっくり読んでいただきたい記事ですが、ざっくりと知りたい方は最後のページに要点だけまとめられているので、そこだけでもチェックするのが吉です。

 会計はなにかとわかりにくいですが、現在連載中の 公認会計士が教える、恥をかかない知っておくべき会計知識もあわせて読むと会計の入門ができていい感じです。私も、学生時代以来の勉強し直しと思って読み返しています。コロナの影響でこれだけ観光産業にダメージがあると、ほとんどの会社でこれまでと違うキャッシュポイントを見つける必要があります。それを観光産業内で見つけるにせよ、それ以外にせよ、会計の知識というのは有効に働く強い武器でしょう。まだまだコロナの影響がありそうな今の時期こそ、新しい知識を入れるいいタイミングですよね。

 暗いニュースでいえば、官報による事業廃止のニュースが次いでランキング2位でした。今回は社数だけで言えば昨月や先々月に比べて多くもありませんが、2ヶ月連続で1種や大手関連企の廃業が相次いでいるのが気になるところです。コメントでも先月今月と触れてくださっている方がいらっしゃいますが、大手関連だから廃業しないどころか、大手関連企業だからこそ廃業されやすいということまであるのかもしれません。こんな状態が、あと何ヶ月続くんでしょう……こうやって、貴重な人材が業界からどんどん失われていくんですね。

 ホテル総支配人リレーインタビュー第6回は、東急ホテルズ常務執行役員の宮島氏へのインタビューでした。さて、一部の人間には理性を失う一文が記事中にありましたね。ブレードランナーですよ! 『外国人が見た日本や新宿のイメージ、たとえば映画の『ブレードランナー』や『ブラックレイン』の雰囲気を期待する外国人旅行者にアピールし』と記事中にありました。いいんですね! 期待してもいいんですね! もし誰もがブレードランナーの雰囲気を想起するようなホテルができたら、インバウンドの前に私のような人種が日本から押し寄せると思いますね。あのサイバーパンクな世界観が肌で感じられたなら……。

 ブレードランナーの文字に思わずテンションが上がりましたが、ここでテンションが上がるのはトラベルビジョンの読者の方では少数派でしょう。やはり皆様が気になるのは、コスト削減の方法や、渋谷MICEの「Music、IcT、Culture、Entertainment」などですよね。渋谷ならではのストロングポイントを活かして勝負するところなど、我々が学ぶべき積極性です。

 ニュースとは関係ないですが、 トビィ抽選会第2回が始まりました!今回は五島列島の美味しい景品たちを中心に、京都のホテルカンラや別府温泉のニューツルタのペアチケット、アソビューからは前回人気だったスパと温泉に加え、ここ数年流行りのサウナチケットを追加です!

 基本的に景品は私が選んでいるのですが、かなり趣味が出てしまいますね。もっとこんなのが景品にほしいという方がいらっしゃれば、コメントやお問い合わせでご意見お待ちしております。それと、ルンバとコーヒーメーカーが景品になるのは今回で最後の予定です。この2つを狙われている方は、是非今回当てにいっちゃってください!