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ヴァージン・オーストラリアってどんな会社?-羽田就航へ準備着々

ブリスベンの乗り継ぎ利便性アピール
旅行会社を通じて認知度アップめざす

就航にあたって、NHとの関係を強化しています

ウォーカー NHとの包括協定はVAにとって大きなアドバンテージだ。まず1月30日からVAが運航する国内線のうちシドニー発着のメルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード、キャンベラの6路線でコードシェアを開始した。これで、NHの羽田/シドニー線でシドニーに到着した利用客が6都市へ乗り継げるようになった。

 今春以降は、両社がそれぞれ運航する日豪間の国際線や、NHが運航する日本国内線におけるコードシェアも視野に入れ戦略性を高めていきたい。それらにより、さまざまな場面で大きな相乗効果が期待できると思う。

今後の日本での座席供給量の拡大についてお考えをお聞かせください

ウォーカー まずは羽田を成功させることに尽きる。新しいCEOとCCOを迎えたが、まずは国際線での利益拡大をめざしていくことになる。将来のことはわからないが、何らかの機会は訪れるのではないか。

羽田線の使用機材と機内サービスについて教えてください

ウォーカー 国際線ではA330-200型機とB777-300ER型機を運航しているが、日本線はA330-200型機を投入する。ビジネスクラス「ザ・ビジネス」20席、足元の広い「エコノミーX」8席を含むエコノミークラス255席、計275席の仕様だ。

 日本人旅行者向けの機内食や機内エンターテイメントを用意し、日本語を話すキャビンクルーも1便につき最低1名は乗務させる。またWiFiも完備している。

日本では観光地としてのブリスベンはあまり知られていません

ウォーカー ブリスベンは、シドニーなどと比べると小規模な街ではあるが、最近の発展には目覚ましいものがある。ミュージアムも多く、新たにクイーンズワーフという商業施設も開発中だ。さらに日本人旅行者に人気のゴールドコーストにも近い。

 日本人誘致に向けてはクイーンズランド州政府観光局やゴールドコースト観光局などと話し合いを進めているところだ。オーストラリアの観光プロモーションとしては、シドニー、ルメボルン、パースなどが中心になるだろうが、個人的にはブリスベンは立ち寄るべき街だと思う。