JTB、7月の取扱額は海外・国内が減少、国際は2桁増加

  • 2019年9月30日

 JTBグループ11社の今年7月の旅行取扱額で、海外旅行は前年比3.5%減の505億1000万円、国内旅行は3.9%減の817億8400万円、国際旅行は18.2%増の75億8500万円、総額は2.7%減の1398億7900万円となった。

 海外旅行のうち団体旅行は11.5%減で、このうち教育団体は10.8%減、一般団体は11.8%減といずれも苦戦した。一方、企画商品は0.9%増で、ルックJTB・JTBお買得旅が1.5%増となったほか、メディア企画商品が9.0%増と好調だった。

 海外旅行の取扱人数は2.2%減となったものの、グアム・サイパンが9.7%増、台湾が4.8%増、北米が3.9%増となるなど伸長した方面もあった。また、ルックJTB・JTBお買得旅の取扱人数は0.8%増で、方面別ではハワイが13.8%増、ミクロネシアが4.6%増、欧州が2.3%増などとなった。

 国内旅行は団体旅行が0.9%減で、企画商品は9.8%減。団体のうち一般団体は4.5%減となったが教育団体は12.7%増と大きく増加した。企画商品のうちエースJTBは7.2%減で、エースJTBの取扱人数は10.4%減と苦戦した。方面別では中国四国が8.3%増となった以外は減少した。

 このほか、8月の訪日旅行商品「サンライズツアー」の利用人数は7.1%減で、予約サイト「JAPANiCAN.com」は2.7%減。JAPANiCAN.comについては、同サイトでの宿泊販売が38.9%減となった一方、提携先サイトでの宿泊販売が31.8%増と大きく伸びた。JAPANiCAN.comの扱ったツアーは20.6%減であった。