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「一生に一度」の絶景、世界が憧れるスイス・ユングフラウ

  • 2018年7月26日

ユングフラウ鉄道の一大プロジェクトもスタート


フィルストのアクティビティで大自然を体感

フィルストの人気アクティビティ「フィルストグライダー」

 ユングフラウヨッホがトップ・オブ・ヨーロッパと呼ばれているのに対し、フィルストはトップ・オブ・アドベンチャーと呼ばれている。文字通り、いろいろなアクティビティが楽しめる山だ。フィルストへはグリンデルワルトからフィルストバーン(6人乗り空中ゴンドラ)で約25分の空中散歩。夏であれば、ハイキングをしながら上り下りすることもおすすめだ。

 フィルストでは、長さ800メートルのジップライン「フィルストフライヤー」、時速70キロメートルで滑空する「フィルストグライダー」、ゴンドラの中間駅からは「マウンテンカート」で下ることも楽しむことができる。いずれも、大自然の風を身体いっぱいに感じながら遊べるユングフラウ地域らしい体験だ。

「フィルスト・クリフ・ウォーク」では高所恐怖症の人は足が止まってしまうかも

 また、スリリングな絶景ウォーキングが体験できる「フィルスト・クリフ・ウォーク」も大人気。これは、断崖絶壁沿いに張り付くように設置された鉄製の通路で、見上げるとアイガーの絶景に魅了されるが、見下ろすと足がすくむ。この空中通路を渡り切ると、テラス席が人気のフィルスト山岳レストランに至る(フィルスト駅から直接アクセスすることも可能)。

インターラーケンを見下ろす「ハーダー・クルム」

「ハーダー・クルム」からの絶景も必見

 ユングフラウ地域の玄関口となるのがインターラーケン。世界的観光地のゲートウェイだけに、オスト駅からウエスト駅にかけては、高級ホテルからB&Bまでさまざまな宿泊施設が揃い、レストランやショップも軒を並べ、いつも観光客で賑わっている。一方、街を挟んで両サイドに広がるプリエンツ湖とトゥーン湖のクルーズも人気。2つの湖を結ぶアーレ川を挟んで、繁華街とは逆側の遊歩道は、観光客も極端に少なく、散策しているだけも気分が良くなってくる。

 インターラーケンの街から標高1322メートルの「ハーダー・クルム」まで登るケーブルカーを運行しているのもユングフラウ鉄道グループ。頂上からはインターラーケンの町並み、両側の湖、ベルナーアルプスの山並みの絶景を見渡すことができる。「パノラマレストラン ハーダー・クルム」では、グループ向けにチーズフォンデュのランチ/ディナーパッケージも用意。2階にはVIP向けバンケットルームがあるほか、最大で130人の利用が可能なアネックスレストラン「ユングフラウ」も新オープンし、MICE向けベニューも充実している。