JATAの働き方・ダイバーシティ表彰、大賞は日旅とJTBGMT

  • 2018年6月6日

左からJTBGMT総務部総務担当マネージャーの大森真美子氏、日本旅行ソリューション営業本部CSプランニングチームの鈴木志保氏(5月24日のJATA定例記者会見で撮影)  日本旅行業協会(JATA)はこのほど「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進表彰制度」の受賞者を決定した。同制度は会員各社の優れた取組事例を広く周知し、業界全体の長時間・過重労働を是正して有給休暇の取得を促進すること、女性や高齢者など多様な人材を活用することがねらい。初回となる今回は、昨年1年間の取組を対象に正会員の自薦・他薦を募り、「働き方・休み方改革部門」では9社のなかから日本旅行のソリューション営業本部を、「ダイバーシティ推進部門」では3社のなかからJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)をそれぞれ大賞に選出した。

 日本旅行でMICEなどを扱うソリューション営業本部は、女性社員を中心に、2ヶ月に1回のランチミーティングを実施。上司も参加し、業務における無駄な時間や仕事などを洗い出し、「自ら解決できること」「チームや部署で解決に向けて取り組むこと」「営業本部・本社で解決すること」などに分類して解決に取り組んだ。

 その結果、セールス・アシスタントの新設や、業務の外注化による効率化、部内のコミュニケーションの強化、社員の営業成績の向上などにつながったという。JATAは現場の女性が経営陣と一緒に大きな流れを作り出し、会社のブランドにも良い影響を与えたこと、継続的な取り組みが期待できることなどを評価した。

 訪日旅行を扱うJTBGMTは、社員の9人に1人が外国籍であること、中途採用の社員や産休・育休から復帰する女性社員が多いことなどから、「外国籍社員ネットワーク」などの社内ネットワークを立ち上げてコミュニケーションを強化。変形労働時間制や在宅勤務を取り入れ、多様な働き方の推進に取り組むとともに、「GMT夏休み子供参観日」など、会社と家族の交流を促進した。

 そのほか障がい者の活躍に向けては、高精度の補聴援助機器を導入。これらの多様な立場の社員への配慮を評価した。

 なお、今回はすべての応募作品に賞を授与。表彰式は6月下旬のJATA総会で実施する。受賞者の詳細は以下の通り。

▽JATA、「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進表彰制度」受賞者

「働き方・休み方改革部門」
(社名/受賞内容)
【大賞】
・日本旅行ソリューション営業本部/社内女性社員を中心メンバーにした「PJ☆SOL」活動
【審査員特別賞】
・沖縄ツーリスト/OTS 休暇促進旅行支援制度、OTS全社員禁煙化プロジェクト
・JTB福山支店(旧:JTB中国四国福山支店)/「残業はイレギュラー」意識改革への挑戦
・ジャルパック/ジャルパックの目指すワークスタイル・オフィス改革
【奨励賞】
・ANAセールス/「働き方改革」に向けてのワークルール設定
・ベルトラ/「働き方・休み方改革」への取組
・九電産業(九電旅行サービス)/九電産業株式会社の働き方・休み方改革
・JTB グローバルアシスタンス/「働くって、なんだろう」~働き方改革・はじめの一歩!~
・JTB(旧:JTB関東)/「ゆう活」を中心とした働き方改革によるダイバーシティ推進の強化

「ダイバーシティ推進部門」
(社名/受賞内容)
【大賞】
・JTBグローバルマーケティング&トラベル/GMTのDiversityは Next Stageへ First Stage「人財の多様化」から、Second Stage「多様な人財のパフォーマンス最大化」へ
【奨励賞】
沖縄ツーリスト/多文化適応力向上研修
ベルトラ/ダイバーシティ推進への取組