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成田、17年度の国際線旅客は3.3%増、発着回数は2.6%増

  • 2018年5月9日

 成田国際空港(NAA)によると、2017年度(17年4月~18年3月)の国際線旅客数(速報値)は前年比3.3%増の3347万9210人となった。このうち日本人旅客数は1.6%増の1370万419人。一方、外国人旅客数は11.5%増の1594万1475人で2桁増となり、4年連続で記録を更新した。通過客は17.0%減の383万7316人。旅客便の発着回数は2.6%増の17万1731回で過去最高となった。

 方面別の旅客数は、香港が16.9%増の144万1500人と最も伸長。以下は韓国が16.1%増の173万5900人、中東を含むアジアが9.4%増の405万9100人と続いた。最も減少したのは北朝鮮問題の影響を受けたグアムで、15.3%減の47万2800人。このほか、太平洋と台湾も前年を下回った。

▽3月の旅客は6.6%増、発着回数は2.1%増

 3月単月の国際線旅客数は6.6%増の305万1587人で、3月の過去最高を記録。このうち日本人旅客数は2.1%増の138万1561人。外国人旅客数は15.0%増の141万7238人で、3月の記録を更新した。通過客は9.0%減の25万2788人。旅客便の発着回数は2.1%増の1万4669回で過去最高となった。

 方面別の旅客数は、中国が19.5%増の17万3800人と最も伸長。そのほか、韓国が14.5%増の15万7900人、香港が10.7%増の13万2100人で、ともに2桁増となった。最も減少したのはグアムで15.4%減の4万1600人。このほか、欧州とアフリカが前年を下回った。

 なお、国内線については、17年度の旅客数は3.5%増の746万685人で、発着回数は3.1%増の5万2204回。3月単月の旅客数は5.8%減の66万5650人で、発着回数は5.3%減の4421回だった。

 17年度の国際線・国内線をあわせた総旅客数は3.3%増の4093万9895人、旅客便の総発着回数は2.7%増の22万3935回で、ともに過去最高を記録。3月の総旅客数は4.1%増の371万7237人、総発着回数は0.3%増の1万9090回で、こちらも過去最高となった。

 国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。