世界遺産、卒旅人気1位はモン・サン・ミシェル-大人も

  • 2017年12月13日

 世界遺産検定を主催するNPO法人の世界遺産アカデミーはこのほど、今年7月に実施した第28回検定の受検者のうち学生3265名を対象に実施したアンケート「卒業旅行で行きたい世界遺産」の集計結果を発表した。1位はフランスの「モン・サン・ミシェルとその湾」、2位はイタリアの「ヴェネツィアとその潟」、3位はフランスの「パリのセーヌ河岸」で、上位10位のうち6つがヨーロッパの文化遺産。受検者からは「写真映えしそう」といった声が数多く上がったことから、同法人は「『インスタ映え』を重視する若い人の傾向が見られる」とコメントしている。

 同法人はあわせて、学生以外の受検者2685名を対象に実施した「大人の修学旅行で行きたい世界遺産」の集計結果も発表。「単なる観光旅行ではなく、楽しみながら多くを学び、人生を豊かにする旅行」を「大人の修学旅行」と定義して回答を募ったもので、1位は卒業旅行と同様に「モン・サン・ミシェルとその湾」が選ばれた。

 ただし10位内にはポーランドの「アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)」など、いわゆる「負の世界遺産」が2つランクインしており、同法人では「学生に比べて、華やかさよりも学びのテーマ性を重視している」との見方を示している。また、上位10位の半数が国内の世界遺産となり、「より現実的に旅行先をイメージしているのでは」とも分析している。


▽世界遺産アカデミー、アンケートの集計結果
・「卒業旅行で行きたい世界遺産ランキング」上位10位
(順位/遺産名/国名/得票率)
1位/モン・サン・ミシェルとその湾/フランス/6.9%
2位/ヴェネツィアとその潟/イタリア/4.9%
3位/パリのセーヌ河岸/フランス/4.9%
4位/グレート・バリア・リーフ/オーストラリア/4.8%
5位/屋久島/日本/3.8%
6位/アントニ・ガウディの作品群/スペイン/3.5%
7位/マチュ・ピチュ/ペルー/3.3%
8位/ヴェルサイユ宮殿と庭園/フランス/3.2%
9位/古都京都の文化財/日本/3.2%
10位/フィレンツェの歴史地区/イタリア/3.0%

・「大人の修学旅行で行きたい世界遺産ランキング」上位10位
(順位/遺産名/国名/得票率)
1位/モン・サン・ミシェルとその湾/フランス/4.8%
2位/マチュ・ピチュ/ペルー/4.6%
3位/屋久島/日本/4.4%
4位/古都京都の文化財/日本/4.2%
5位/アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)/ポーランド/3.0%
6位/フィレンツェの歴史地区/イタリア/2.5%
7位/ローマの歴史地区と教皇領、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂/イタリア、バチカン市国/2.4%
8位/知床/日本/2.3%
9位/小笠原諸島/日本/2.1%
10位/広島平和記念碑(原爆ドーム)/日本/2.0%
10位/アントニ・ガウディの作品群/スペイン/2.0%