キュナード、19年の日本発着に期待、フライ&クルーズも強化

  • 2017年11月7日

(左から)ロウシャム氏、ペールソープ氏  キュナード・ラインはこのほど、シニア・ヴァイス・プレジデントのサイモン・ペールソープ氏などの来日に伴い、都内で記者会見を開催した。ペールソープ氏は「日本は急成長を遂げている市場。特に(3月に初の日本発着クルーズを実施した)クイーン・エリザベス(QE)が注目されている」と述べた上で、同船が18年3月には大阪発着クルーズを、19年には日本に配船して横浜発着クルーズを2本実施することを説明。「19年は我々のビジネスを左右する重要な一歩と位置づけている。これを機に日本でのビジネスを3倍に急拡大できれば」と意欲を示した。

 同じく来日したインターナショナル・ディベロップメント・バイス・プレジデントのデイビッド・ロウシャム氏は、19年の日本発着クルーズについて「旅行会社とは密接に連携して販売しており、2年先にも関わらず8割が予約済み」と好調さをアピール。日本人は全体の8割を占めるとの見通しを示した。18年については「かなり前に完売しており、キャンセル待ちもいる。日本で需要が高まっている証」とコメント。日本人は全体の約4割という。

 同氏は「かなりの金額を投じて人材の採用とトレーニングに取り組み、18年以降はより魅力的なクルーズを皆様にお届けしたい」と強調。同じカーニバル・コーポレーション傘下のプリンセス・クルーズの協力のもとスタッフを教育し、消費者や旅行会社からのフィードバックを重視してサービスの改善に注力していることを説明した。このほか、ペールソープ氏も「富裕層を中心に、個人的な旅行体験を求める旅行者が増えている。そのためには人材を強化しなければならない」とトレーニングの重要性を語った。

クイーン・エリザベス  ロウシャム氏はそのほか、「日本発着のみならず、大きな成長の可能性があるフライ&クルーズも日本に訴求したい」と述べ、一例として19年の日本発着クルーズの後にQEとして初めて実施するアラスカクルーズをアピール。5月5日から21日までの17泊18日で青森、札幌、アラスカの州都のジュノームなどに寄港しながらバンクーバーに向かうもので、21日からはバンクーバー発着の10泊11日のクルーズも4本実施するという。

 22年に導入する予定の新造船についてはペールソープ氏が「11万3000トン、乗客定員3000名の我々にとって最大規模の客船になる。導入によりキャパシティが4割増えるため、日本からの乗船客数を広げていく契機になる」と意欲を示した。船名にはこれまでの同社の客船と同様に「クイーン」を冠することが決定したことを報告。日本寄港については「現時点では未定」とした。