日本航空、17年度上期の国内線は6.4%増、利用率72%

  • 2017年10月26日

 日本航空(JL)の2017年度上期(4月~9月)の運航実績で、国内線の旅客数は前年比6.4%増の1717万27人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.5%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は6.5%増で、利用率は4.0ポイント増の72.0%となった。

 路線別の旅客数は、1位は羽田/新千歳線で1.6%増の157万7524人、2位は羽田/福岡線で8.6%増の150万4948人、3位は羽田/伊丹線で6.3%の126万6840人と続き、上位7路線を羽田線が占めた。

 伸び率が最も高かったのは提供座席数を42.2%増とした新千歳/青森線で30.4%増の5万3453人。2位は羽田/奄美大島線で25.8%増の4万6121人、3位は伊丹/熊本線で24.2%増の5万5592人となった。

 利用率の1位は新千歳/出雲線で88.9%。以下は那覇/与論線が87.3%、関空/石垣線が84.9%で続いた。

▽9月は2.5%増、2.1ポイント増の利用率77.6%

 9月単月の国内線の旅客数は2.5%増の298万6549人。ASKは0.3%減、RPKは2.5%増で、利用率は2.1ポイント増の77.6%となった。

 路線別の旅客数は、1位は羽田/新千歳線で4.0%減の28万3418人、2位は羽田/福岡線で8.3%増の26万2250人、3位は羽田/那覇線で3.2%増の22万1837人となり、上位6路線を羽田線が占めた。

 伸び率が最も高かったのは、提供座席数を3割以上増やした宮古/多良間線で36.7%増の3420人。2位は伊丹/松山線で25.7%増の6643人、3位は新千歳/青森線で24.7%増の9363人だった。

 利用率の1位は羽田/宮古線で91.7%。2位は関空/石垣線で91.3%、3位は伊丹/函館線で91.1%となり、これら3路線が9割を上回った。

 国際線の詳細は別途記載(下記関連記事)。