ガルーダ、ジャカルタ空港の利便性向上などアピール

篠氏  ガルーダ・インドネシア航空(GA)は6月13日、都内でメディア向け懇親会を開催し、5月からジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港に発着する国際線を、ターミナル2から昨年8月に開業したターミナル3に変更して利便性が向上したことをアピールした。国内線については開業当初からターミナル3を利用しているため、ターミナル間の移動が無くなり、乗換に要する手間や時間が軽減されたという。

 プレゼンテーションをおこなった東京支社旅客営業部課長広報PR担当の篠奈美氏は、今夏には各ターミナルと市内を結ぶ電車が完成することを説明。さらなる利便性の向上に期待を示した。

 篠氏はそのほか、インドネシアの最新のホテル事情についても紹介。17年に入ってからは1月に開業した「星のや バリ」など、すでに3軒の外資系高級ホテルがオープンしていること、今後もインターコンチネンタル・グループの「ホテル・インディゴ・バリ」が7月1日に開業することなどを説明した。

 18年については、9月にスターウッド・グループの「ウェスティン・ウブド・リゾート&スパ」が、12月に「エレメント・バリ・ウブド」がオープンする予定。そのほか、時期は未定だが「マンダリン・オリエンタル・バリ」など4軒のホテルが進出を予定しているという。なお、バリ島については5月下旬にLCCのインドネシア・エアアジアX(XT)が週4便で成田/デンパサール線を開設したばかり。GA東京支社旅客営業部部長の和田博之氏はXTについて「(航空会社の選択基準は)お客様の嗜好や家族構成などによって異なるが、我々はお客様に喜んでいただけるよう、FSCとして非常に手厚いサービスを展開している」と語り、サービスの質の高さをアピールした。

高橋氏  この日はインドネシア観光省ビジットインドネシアツーリズムオフィス日本地区事務所のチーフマーケティングオフィサーである高橋直美氏もプレゼンテーションを実施。同国がバリ島に次ぐデスティネーションとして開発中の10の観光地「New Bali 10」をアピールした。

 高橋氏は「New Bali 10」のなかでも、バリ島の東に位置するロンボク島の「マンダリカ」を日本人におすすめの観光地として紹介。「白砂のビーチやサンゴ礁が美しい場所。バリ島経由で訪れることができるため、日本人にも親しみを持ってもらえるのでは」と語り、バリ島とセットで楽しむことをアピールした。

 なお、同省によると16年の日本人訪問者数は2.9%減の51万3297人。17年の目標は48.5%増の76万2000人としているが、1月から4月までの累計の速報値は4.0%減の16万1799人と伸び悩んでいるという。