ジェットスターが中部拠点化、特別運賃「758円」-まずは国内線

  • 2017年5月24日

中央左がGK片岡氏、右が友添氏 ジェットスター・ジャパン(GK)は5月24日、来春を目処として中部国際空港を拠点化すると発表した。GKにとっては成田国際空港と関西国際空港に次ぐ3拠点目。同日に空港内で会見をしたGK代表取締役会長の片岡優氏は、「中部は後背地の人口が多く、レジャーだけでなくVFRの活性化が見込める。また、自動車や航空機など大きな産業の地域で、観光資源としても誘客に積極的でポテンシャルを感じている」と語り、決定の理由を説明。就航記念として、名古屋にかけて「758円」の特別運賃を席数限定で5月25日に販売することも表明した。

 また、中部国際空港代表取締役社長の友添雅直氏も「地域に貢献できる空港として発展していこうと努力しているところで、GKがこうして拠点化してくださることが一つの大きなはずみになる。心から感謝と敬意、御礼を申し上げたい」と期待を語った。

 GKでは現在21機の機材を保有しているが、今後28機とする計画で、今回の拠点化はこの進捗を見据えたもの。中部では2013年に新千歳線と福岡線を開設し、現在では那覇と鹿児島、そして台北とマニラにも就航しているが、拠点化が完了した後は、朝便や夜便の開始などスケジュールの利便性向上や提示運航率の改善、欠航率の低減、新路線や増便、チャーターなどの柔軟性拡大を見込む。

 拠点化後の中部には3機の機材を置く計画。詳細は現在詰めている段階ながら、事業拡大に合わせて機材数は増やしていくという。配置する人員は運航乗務員と客室乗務員、整備士をあわせて100名規模を予定し、その一部は近く採用を開始する。

 一方、中部が発表したばかりのLCCターミナルについては、使用するかは未定であるものの、運航コストを削減でき設備面でもLCCのオペレーションに適したものであれば、「積極的に検討したい」(片岡氏)という。

 なお、中部以降の拠点化について片岡氏は「何も決まっていない」ものの、追加の可能性はあるとコメント。また、拠点化のメリットとして、ジェットスター航空(JQ)やジェットスター・アジア(3K)などグループ会社が乗り入れやすくなることも挙げ、3Kなどが就航するマニラにGKも飛んだように、グループ全体にとって就航地としての優位性が高くなると説明した。

 GKとしての路線展開は、「国内線の路線網をしっかり作りそれで事業をできる体制をつくる」ことを戦略としており、国際線は、国内線で機材を使用しない夜間で飛ばす形を維持するという。加えて、「国際線は就航したい空港が混雑していて、好きなように好きな時間に運航しにくいという問題もある」という。