8月の宿泊業倒産は1件増の6件-再編に伴う倒産が増加

  • 2016年9月11日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年8月の宿泊業の倒産件数は前年比1件増の6件だった。負債総額は86.9%増の53億7900万円で、東日本大震災関連の倒産はなかった。

 主な倒産は富山県で老舗温泉旅館「ホテルおがわ」を運営していた新川総合開発(旧社名:小川温泉)と、温泉旅館「サン柳亭」を経営していた小柳館。ともに景気の低迷から客数が減少し、負債額は新川総合開発が約23億5200万円、小柳館は約14億8500万円となった。

 TSRによると、16年度の宿泊業の倒産原因は事業再編に伴う清算のための破産や特別清算が多く、負債総額が10億円以上の大型倒産はいずれも宿泊事業を譲渡した上で倒産。特に北陸新幹線の開業により観光客が増加している北陸地区で顕著だという。

 なお、旅行業の倒産件数は前年比3件減の2件で、負債総額は41.7%減の1億2000万円だった。旅行業の詳細は別途記載(下記関連記事)。