観光庁、ユニークベニュー活用で4件選定、熱田神宮など

  • 2016年7月11日

 観光庁は今年度から開始した「MICEの誘致拡大に向けたユニークベニュー活用促進事業」について、6月の第1回選定委員会で決定した支援事業4件を発表した。同事業は歴史的建造物や公的空間などのうち、会議やレセプションの会場として使用できる「ユニークベニュー」の活用促進に向け、経済的な支援をおこなうもの。公募は5月18日から8月31日まで実施しており、今回は第1弾として、名古屋市の熱田神宮で開催する「国際メトロポリス会議2016」などを選定した。

 同事業では、それぞれのユニークベニューでの会議やレセプションの開催1件につき、主催者や旅行会社などに最大で100万円までを援助する。会議などの参加者にはアンケートやヒアリングを実施し、ユニークベニューに関するメリットや課題を明らかにすることで、MICE誘致力の向上をめざす。

 第2回の選定は公募締切後の9月に実施。観光庁は計2回で約15件の選定を予定している。第1回の選定結果の詳細は下記の通り。

▽「MICEの誘致拡大に向けたユニークベニュー活用促進事業」第1回選定結果
(事業名/開催場所)
・5th International Congress on Advanced Applied Informatics/桜の馬場城彩苑(熊本県熊本市)
・ICIA2016 & ICESS2016/栗林公園商工奨励館(香川県高松市)
・第77回応用物理学会秋季学術講演会/ピアBandai(新潟県新潟市)
・国際メトロポリス会議2016愛知・名古屋/熱田神宮(愛知県名古屋市)