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主要49社、2月の海外旅行は4%減、計11社が前年超え

  • 2016年4月21日

 観光庁が取りまとめた2016年2月の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比4.0%減の1544億3870万円となった。観光庁によると、円安やパリでのテロ事件などが影響し、引き続き欧州方面を中心に落ち込んだという。募集型企画旅行は取扱額が2.8%減の465億5912万円、取扱人数が2.9%減の28万3116人となり、単価は前年並みの16万4452円だった。

 企業別で見ると、取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ15社で、4.9%減の319億8875万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が2.1%減の302億5756万円、阪急交通社グループ3社が11.9%減の144億9106万円となった。

 前年からの伸び率については、JTBが172.8%増の40万円で最も高く、2位はDeNAトラベルで15.5%増の32億7607万円、3位はエムオーツーリストで10.1%増の30億4871万円となり、計11社が前年を上回った。

 なお、国内旅行の取扱額は6.5%増の3090億2227万円、外国人旅行は26.3%増の114億6519万円と増加し、合計は3.2%増の4749億2616万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連ニュース)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2月単月