itt TOKYO2024

ソラシド、16年度の修正計画を発表、コスト競争力強化など

  • 2016年3月29日

6JのボーイングB737-800型  ソラシドエア(6J)はこのほど、2015年3月に発表した15年度と16年度の経営計画について、16年度分の修正計画を発表した。原油費の急落などの環境変化に鑑みて見直したもので、16年度は「国内トップレベルのコスト競争力の達成」や、さらなる安全運航に努める。

 財務面では、15年3月に発表した当初計画と同様、営業利益率5%以上、ユニットコスト7.99円を目標に掲げる。6Jによれば現時点では、16年度の営業利益率は4.9%、ユニットコストは8.1円となる見込み。売上高は当初計画から3億円上方修正して377億円、営業利益は2億円の上方修正して18億円、純利益は1億円上方修正して10億円を予想する。為替レートは1ドル120円、原油価格は1バレル37ドルを想定。当初計画では1ドル123円、1バレル63ドルとしていた。

 運航面では16年度の運航便数2万4610便、提供座席数428万2000席を予定し、就航率99%以上、定時出発率93%以上・定時到着率90%以上をめざす。また、15年10月に宮崎/高雄間で初めての国際線チャーター便を運航した経験をもとに、年1回以上の国際線チャーター便を運航する考えを示した。運航時期や区間などについては決定していないという。

 機材については、15年3月にボーイングB737-800型機への機材更新を終えたことを踏まえて「将来を見据えた適正機種、機材数の検討を進める」と述べるにとどめた。