日系2社が17年度の新卒採用計画発表、新興5社も募集

  • 2016年3月6日

 日本航空(JL)と全日空(NH)はこのほど、2017年度の新卒採用計画を発表した。JLは事務系と技術系の地上職である「業務企画職」で計100名程度、自社養成パイロットの「運航乗務員訓練生」が60名程度、客室乗務職は350名程度の採用を予定。業務企画職においては障がい者採用も実施する。

 業務企画職の応募資格は、4年制大学または大学院を14年4月から16年3月までに卒業・修了した人か、16年4月から17年3月までに卒業・修了する予定の学生。事務系は全学部、技術系は理工系学部を対象とする。

 自社養成パイロットの応募資格は、4年制大学または大学院を13年4月から16年3月までに卒業・修了した人か、16年4月から17年3月までに卒業・修了する予定のの学生。客室乗務職に関しては16年4月から17年3月までに専門学校、短期大学、高等専門学校、4年制大学、大学院のいずれかを卒業・修了見込みで、17年2月以降にJLが指定した時期に入社可能な学生とした。両職においてはそのほか、視力などに関する条件も設けている。

 一方、NHは「総合職事務職」が約30名、「総合職技術職」が約50名、「客室乗務職」が約700名の採用を予定。総合職については、15年4月から17年3月までに4年制大学または大学院を卒業・修了した人か、卒業・修了を見込む人が対象で、技術職ではさらに理系学部・学科を卒業・修了することが条件。客室乗務職の応募資格は、16年4月から17年3月までに専門学校、高等専門学校、短期大学、4年制大学、大学院を卒業・修了を見込む学生とした。

 このほか、スカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、フジドリームエアラインズ(JH)、ソラシドエア(6J)、スターフライヤー(7G)の新興航空会社5社も、17年度の新卒採用の募集を開始。BCは事務系および技術系正社員を、HDは総務、企画、経理、営業などを含む総合職と一般事務の障がい者スタッフを、若干名採用する計画だ。

 JHは総合職の技術系職種と事務系職種を若干名、契約社員として客室乗務員を約20名採用する。6Jは正社員として総合職約15名、契約社員として客室乗務員約50名を予定。7Gは総合職と航空整備士を若干名、客室乗務員を約16名、運航乗務員(副操縦士)を12名程度採用する計画だ。