主要49社、15年3Q累計の国内旅行は7.7%増、外国人は5割増

  • 2016年2月25日

 観光庁が取りまとめた2015年度第3四半期累計(15年4月~12月)の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比7.7%増の3兆4154億992万円、外国人旅行の取扱額は47.5%増の1349億6832万円となった。四半期別で見ると、国内旅行は第1四半期が7.1%増の9899億2283万円、第2四半期が8.8%増の1兆2619億3687万円、第3四半期は6.9%増の1兆1635億5023万円。外国人旅行は第1四半期が38.4%増の444億8026万円、第2四半期が58.4%増の415億2926万円、第3四半期は47.6%増の489億5980万円で、いずれも大幅に前年同期を上回った。

 国内旅行の取扱額を企業別で見ると、最も高かったのはジェイティービー(JTB)15社で9.0%増の8316億9934万円。2位は楽天で17.1%増の3284億2363万円、3位はKNT-CTホールディングス8社で3.6%増の2834億2363万円だった。

 前年からの伸び率は、JTBグローバルマーケティング&トラベルが91.4%増の17億8277万円と最も伸長。取扱高が100億円以上の企業では、JTB西日本が20.1%増の954億9254万円、i.JTBが19.2%増の1383億111万円などで続いた。

 募集型企画旅行のみの取扱状況では、国内旅行の取扱額は5.7%増の8043億8104万円だった一方、取扱人数は1.1%減2674万8824人となり、単価は6.8%増の3万74円と増加した。

 外国人旅行については、取扱額が最も大きかったのはJTB15社で53.4%増の598億8179万円。2位は日本旅行で38.8%増の243億1656万円、3位はエイチ・アイ・エス(HIS)で64.7%増の178億7686万円だった。

 前年からの伸び率については、読売旅行が211.7%増の2035万円と最も増加。取扱額が10億円を超える企業では、楽天が76.5%増の50億3548万円、JTBコーポレートセールスが72.6%増の47億4165万円などとなり、外国人旅行を取り扱う37社のうち、26社が前年を上回った。

 募集型企画旅行に関しては、取扱額が32.0%増の50億8712万円、取扱人数は44.2%増の30万5165人となり、単価は8.4%減の1万6670円となった。

 なお、海外旅行の取扱額は9.2%減の1兆5662億2538万円で、国内旅行、外国人旅行との合計取扱額は2.6%増の5兆1166億362万円となった。


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