itt TOKYO2024

コスタクルーズ、16年日本発着で「ドライブ&クルーズ」訴求

  • 2015年12月24日

「コスタビクトリア」。総トン数は7万5200トン、乗客定員数は2394人 コスタクルーズはこのほど、2016年の日本発着クルーズで、車での移動とクルーズを組み合わせた「ドライブ&クルーズ」の促進をはかる方針を発表した。港の近隣地域の需要喚起ををめざす考えで、地方自治体などとの連携の強化もはかる。

 同社では16年7月から9月にかけて、客船「コスタビクトリア」で福岡、舞鶴、金沢、境港、釜山を周る5泊6日の日本発着クルーズを計10本運航する。日本発では福岡、舞鶴、金沢で乗り降りが可能。このうち、舞鶴発着クルーズでは舞鶴市の協力のもと、舞鶴港埠頭に大型無料駐車場を用意する。無料駐車場は着岸エリアから徒歩8分程度の場所に位置しており、約1000台の車が駐車可能だという。同社によれば、関西地区からの乗船客の利便性向上をめざす考えで、今後は旅行会社のパンフレットなどに駐車場の情報を掲載してアピールする。

 また、同社では旅行会社と連携し、鉄道とクルーズを組み合わせた「レール&クルーズ」で港の遠方地域からの乗船客の取り込みをはかっているところ。16年初旬から旅行会社が商品を発売する予定だという。