itt TOKYO2024

現地レポート:オーランド、テーマパークの新たな素材

世界一のテーマパーク都市
「ファンタジーランド」や「ハリポタ」エリア拡張も

ユニバーサル・オーランド・リゾート
「ハリーポッター」新エリアも

アイランズ・オブ・アドベンチャーのハリー・ポッターエリアにある「ホグワーツ城」  現在、日本で注目を集めているテーマパークといえば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)だ。USJによると、映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」がオープンしたことなどで、2014年度の入場者数は過去最高の1270万人を記録した。

 同エリアが世界で初めて開設されたのは、ユニバーサル・オーランド・リゾートにあるパーク「アイランズ・オブ・アドベンチャー」。同パーク内のハリーポッターエリアはUSJと同様、映画に登場する「ホグワーツ城」や「ホグズミード村」を再現している。

 エリア内には、屋内型のライドアトラクション「ハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」や、屋外ローラーコースター「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」「ドラゴン・チャレンジ」に加え、映画内に登場する菓子店「ハニーデュークス」などがある。ハニーデュークスでは「鼻くそ味」で有名なジェリービーンズ「百味ビーンズ」などが販売されており、買い物をする多くの人で賑わっていた。

新たにオープンした「ダイアゴン横丁」。平日にもかかわらず多くの人が訪れていた  また、昨年にはユニバーサル・オーランド・リゾートのもう1つのパーク「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」に、映画で登場する「ダイアゴン横丁」の世界観を再現したエリアがオープン。新たに、アトラクション「ハリーポッター・アンド・ザ・エスケープ・フロム・グリンゴッツ」や、魔法の杖を販売するショップ「オリバンダーの店」などが設けられた。

 ハリーポッター・アンド・ザ・エスケープ・フロム・グリンゴッツは、3D映像に合わせて乗り物が動く屋内型の絶叫系アトラクションで、ゲストは3Dゴーグルを着用し、12人がけの乗り物に乗車。映画内で登場する「グリンゴッツ銀行」の地下金庫室を訪問する過程で、さまざまなキャラクターに遭遇するストーリーが展開される。館内は映画に登場するグリンゴッツ銀行の内装が再現されており、待ち時間も退屈せずに過ごすことが可能だ。

ホグワーツ特急は「キングス・クロス駅」と「ホグズミード駅」を行き来する さらに、ダイアゴン横丁とホグズミード村をつなぐ列車として「ホグワーツ特急」が運行している。車内の窓には映画でおなじみの風景が映像で映し出され、実際に映画のなかにいるような気分が味わえる。なお、同アトラクションを利用するには、アイランズ・オブ・アドベンチャーとユニバーサル・スタジオ・フロリダの両パークに入園が可能なパークチケットの提示が必要となる。

トランスフォーマー・ザ・ライド。入り口の「オプティマス」が印象的だ このほかユニバーサル・スタジオ・フロリダには、ハリーポッターエリア以外にも13年3月に新アトラクション「トランスフォーマー・ザ・ライド3D」がオープン。3D映像に合わせて乗り物が動く絶叫系アトラクションで、キャラクター「オプティマスプライム」と「メガトロン」などが戦う様子が展開される。