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JATA、群馬・栃木で第1回訪日商談会、地域への需要分散めざし

  • 2015年6月4日

 日本旅行業協会(JATA)は6月10日、群馬県前橋市の群馬県民会館で第1回「JATAインバウンド商談会」を開催する。訪日外客数が増加する一方、首都圏をはじめとした大都市圏へ需要が集中し、宿泊施設や貸切バス不足などの供給面の課題が生まれていることを踏まえ、地域への需要分散をめざし開催するもの。国土交通省や関東運輸局、日本政府観光局(JNTO)、群馬県、栃木県の後援で実施する。

 6月4日の定例会見で、JATA国内・訪日旅行推進部担当副部長の笠原秀樹氏は「群馬、栃木の観光素材の理解を深めるとともに、(旅行会社、自治体の)相互の意見交換で訪日外国人のニーズに対する共通認識を得て、訪日外国人にとっての新たな魅力の発掘につなげたい」と語った。第1回を栃木、群馬をテーマに開催することで、観光素材が豊富である両県を訪問する「大都市である東京を基点とした、プラス1泊」につなげたい考え。今後はこうした取り組みを半年に1回開催していく計画で、次回は西日本で年末年始の実施を見込む。

 商談会の第1部では、JATA訪日旅行推進委員会・需要拡大部会の座長を務める、日本旅行取締役国際旅行事業本部長の喜田康之氏が講演をおこなう。第2部は群馬県の老神温泉、中之条町、渋川伊香保温泉の各観光協会と、栃木県の栃木市、日光市の各観光協会、那須塩原市観光局、宇都宮コンベンション協会がプレゼンテーションを実施。第3部では、JATA訪日旅行推進委員会の会員で、ツアーオペレーター品質認証制度の取得会社11社からインバウンド担当者約30名が参加し、個別商談会を開催する。サプライヤーとしては13の自治体と44施設が参加する予定だ。詳細は以下のとおり。

▽JATAインバウンド商談会(群馬・栃木地区合同)

日時:6月10日 13時00分~18時00分(開場:12時30分)
会場:群馬県前橋市 ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
参加対象:群馬県、栃木県内の観光産業関係者、自治体行政関係者
参加費:無料(定員100名)