全日空がヒルトンと提携、ラウンジや機内サービス強化-17年まで

  • 2015年5月10日

(中央3人の左から)ヒルトン・ワールドワイドのリバーシッジ氏、モデルのすみれさん、NHの渡辺俊隆氏  全日空(NH)とヒルトン・ワールドワイドは5月8日、空港ラウンジや機内でのサービス強化に関して、2017年末まで提携することを発表した。期間内には3つの共同プロジェクトを予定し、第1弾として6月1日から8月31日までキャッチフレーズ「Experience More」のもと、成田および羽田のANAラウンジと東京/ホノルル線の機内において、特別メニューの提供などを実施する。NHによれば両社の提携はこれが初めて。

 5月8日の記者発表会ではNH上席執行役員CS&プロダクト・サービス室長の渡辺俊隆氏が挨拶し、同社では昨年12月に「リゾートプロジェクト」としてホノルル線のサービスを一新したこと、7月17日からは成田/ホノルル線を増便することを報告。東京/ホノルル線の重要性を改めて強調するとともに、ヒルトンとの協働によりさらなる利用者の増加と、利用者の満足度の向上をはかりたい考えを示した。第2弾、第3弾の詳細については明らかにしなかったが、対象は国際線となる予定で、リゾート路線には限らないという。

 ヒルトン・ワールドワイドでアジア太平洋地区担当マーケティングバイスプレジデントを務めるマーク・リバーシッジ氏は、「旅行とは空港でのチェックインから、帰宅するまでの全行程をさす」と述べた上で、「NHとともにその間のサービスの向上に取り組み、より快適で記憶に残る旅行を提供したい」と意欲を表明。パートナーにNHを選んだ理由については、「両社ともにそれぞれの業界における革新的なリーダーであり、しかもNHは日本で唯一スカイトラックスの最高評価を獲得している。決定は至極自然のこと」と述べた。

東京発便エコノミークラスで提供される新メニュー「グリルチキン パインチャツネ添え」  第1弾のプロジェクトの「Experience More」では、ハワイに到着する前からリゾート気分を楽しんでもらうことをコンセプトに、ANAラウンジと機内で新たなサービスを実施。成田と羽田のANAラウンジでは「ヒルトン・ハワイアンビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」のシェフが監修したメニューを提供するほか、ハワイの観光情報を提供するビデオを放映する。

記者発表会にはゲストとして、ハワイ育ちのすみれさんが出席。「ハワイアンヌードル」など新たな機内食を試食し、舌鼓を打った  また、成田、羽田/ホノルル線の機内では、ビジネスクラスとエコノミークラスの両方で、同ホテルのシェフによるメニューを提供。各席のモニターでは、ハワイの魅力を紹介する30分間の特別番組を放映する。そのほか、オリジナルのミニガイドブックを配布し、同ホテルやおよびハワイ観光に関する情報を提供する。