エクスペディア、アジアを重要地域に、訪日の誘致を強化

  • 2015年4月7日

▽セールとウェブでアジア需要を取り込み-宿泊人気エリアは新宿が1位

 エクスペディアでは、増加するアジアからのインバウンド需要を取り込むため、日本のホテルやパッケージ商品などを提案するキャンペーン「Japan 5days sale」をアジアの全11拠点で、毎月開催しているところ。木村氏は「今後もこういった(日本に)フォーカスした販売施策を継続していくつもり」と語った。

 さらに、販売施策に加えて、同社ではインターネットを活用したマーケティングにも注力している。木村氏によると、東京や京都など誰もが知っているスポットではなく、今後需要の増加が見込まれる福岡や沖縄などのデスティネーションの魅力を推進するため、同社のブログやSNS、外部のパワーブロガーなどを活用し、スポット情報を発信していくという。

 このほか、同社が実施した宿泊する都市の人気調査では、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランス、韓国、香港、タイ、台湾の8都市で、新宿が1位を占めた。エクスペディアによると、日本ならではの下町情緒が味わえる浅草や日本橋、また外国人が集まりやすい六本木などではなく、地方を含めた各都市とのアクセスが良く、リーズナブルな価格で泊まることができるホテルが多い新宿に人気が集まったという。このほか、上位には、山手線沿線付近の都市がランクインした。