ケニア・ナイロビ、ジョモケニヤッタ国際空港における「イエロー・カード」の提示要求行為を利用した賄賂要求について(在ケニア日本国大使館 発出情報)

  • 2014年10月18日

 在ケニア日本国大使館より在留邦人に向け、ジョモ・ケニヤッタ国際空港における黄熱予防接種証明書(通称イエロー・カード)の提示要求行為を利用した賄賂要求に関する注意喚起が発出されておりますのでお知らせいたします。

 ケニアへのご旅行をご予定の方は、くれぐれもご注意ください。

 
ジョモ・ケニヤッタ国際空港における黄熱予防接種証明書(通称イエロー・カード)の提示要求行為を利用した賄賂要求について
1. 最近、日本からケニアを来訪する観光客や出張者の方々に対し、ジョモ・ケニヤッタ国際空港(JKIA)の移民局ブース周辺などにおいて、空港職員が黄熱予防接種証明書(通称イエロー・カード)の提示を求め、同カードを所持していない場合に「あなたを入国させることはできない。」等と脅し、現金(30ドルから50ドル)を要求する事案が発生しています。

 2. 日本は黄熱汚染国ではないことから、日本から皆様が渡航するに際し、ドバイやドーハ等の中東経由のケニア入国であれば、ケニア入国時にイエロー・カードの提示は要求されません。

 黄熱病の予防接種をしていない、またはイエロー・カードを所持していないことに対する入国の見返りに賄賂を要求された場合は、全く支払う必要がないことをお知らせいたします。

 万が一、このような要求を受けた場合は徹底的に抗議を行い、それでも要求する場合は、
 JKIA内の保健省空港保健事務所職員
(Ministry of Health Service, Port Health Service、
  電話:0726-153003、0716-861917)
に通報するようお願いいたします。

 なお、日本からエチオピア航空によりエチオピアを経由してケニアに入国する場合は、エチオピアは黄熱汚染国であることから、イエロー・カードの提示が要求されますのでご注意ください。

 3. しかしながら、ケニアには黄熱病を媒介する蚊(ネッタイシマカ)がおり、かつ、黄熱に感染する危険のある国とされているので、日本から訪問するに際しても、黄熱ワクチンの予防接種が推奨されます。

 また、他の黄熱汚染国から直接または汚染国を経由してケニアに入国する場合は、イエロー・カードの提示が必要とされます。

 アフリカ諸国は、黄熱汚染国が多くあり、イエロー・カードの提示をもとめられますので、渡航時はあらかじめ現地医療情報などの情報入手を努めるようお願いいたします。

 
平成26年10月2日
在ケニア日本国大使館 領事・警備班


情報提供:ゲート オブ アフリカ 合同会社日本海外ツアーオペレーター協会