西武HD、初の海外向けTVCM放映、訪日外客の更なる獲得に向け

  • 2014年10月6日

 西武ホールディングスは10月5日から来年3月まで、アジアおよび太平洋の16ヶ国・地域で、西武グループのサービスや施設の魅力を訴求するテレビCMを放映する。アジア圏の富裕層を主なターゲットと捉え、特急レッドアロー号を利用した川越観光や、富士山を望める宿泊施設「龍宮殿」などをアピールする。

 放送を実施するのはブルネイ、カンボジア、中国、香港、インドネシア、韓国、マカオ、マレーシア、ミャンマー、パプアニューギニア、フィリピン、グアムとサイパン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムの16ヶ国・地域。

 西武グループによれば、プリンスホテルの2013年度の外国人利用実績は前年度比38.4%増の70万2364人。利用者が最も多いのは台湾で、以下は中国、タイ、韓国、香港が続く。なお、プリンスホテルは今月1日の台北事務所開設に続き、年内にはバンコクにも事務所を設ける予定。