JTB、8月の訪日国内ツアーは18.1%増-体験型ツアーは185.4%増に

  • 2014年9月16日

 ジェイティービー(JTB)グループによると、JTBグローバルマーケティング&トラベルが販売する訪日観光客向け国内ツアー「サンライズツアー」の8月28日現在の予約状況で、8月は人員ベースで前年比18.1%増となった。9月は51.4%増、10月は79.0%増。実際の人員数については公表していない。

 また、アジアからの訪日客を主要ターゲットとした体験型商品「エクスペリエンスジャパン」は、8月が185.4%増、9月が738.8%増、10月が483.5%増と大幅に増加。同商品は昨年3月から販売を開始しており、当時の商品数は200件から300件程度でったが、現在は700超と倍以上に増加したためという。加えて、円安や東南アジアの訪日ビザ緩和策なども追い風になったと見ている。

 商品の傾向としては、秋も引き続き富士山観光を組み込んだツアーの予約が好調に推移。また、ニュージーランドなど南半球の旅行者からスキーツアーの予約が入ってきているという。

 このほか、WiFiルーターのレンタル予約も堅調に推移。漫画で読めるガイドアプリ「Ms. Green」のダウンロード数も順調で、すでに約14万件ダウンロードされている。このうち国内は8万件、海外は6万件で、海外は8割が台湾からのダウンロード。このほかではインドネシアやタイ、香港、中国、シンガポール、英国、米国、豪州、フランスからのダウンロードが多いという。