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アルゼンチン、8月28日「ストライキ」情報‐続報

  • 2014年8月27日

 2014年8月28日(木)、アルゼンチン全土にて本年4月10日に続く今年2度目の「ゼネラルストライキ」が予定されております。

 今回のストライキは、反政府系の大規模労働者組合(CGT、CTA、CGT AZUL、BLANCO)が協同してアルゼンチン全土でストに入り、さらに様々な職業別組合がスト便乗を予告しているため、前回同様、全国規模で日常の市民生活が麻痺することは確実と見られております。

 現時点で予想される影響は、下記の通りです。

■ 予想される影響
* 国内および近隣国行きのフライトの全面キャンセル、及び国際線フライトの大幅遅延。

(フライトアテンダント、及び整備士の組合のスト便乗のため。)
* 鉄道全面操業停止。(機関士、及び信号士の組合のスト便乗のため。)
* 地下鉄全面操業停止
* 長距離バス、及び路線バス全面操業停止。

(現時点では、アルゼンチン最大の組合「自動車運輸労働組合: UTA」はストの決行を明確にしておりませんが、スト入りの予定です。)
* 観光用バス、レミース、個人営業を除いたタクシー会社の操業停止。

* 予定されていたサッカーの試合中止。(スポーツ施設の職員組合のスト便乗のため。)
* 銀行、及び裁判所の業務停止。

* 最小限の救急要員を除いた病院の業務停止。

* ガソリンスタンドの営業停止。

* パン屋、及び食品販売業、レストランの営業停止。

 当日は大規模なデモがブエノスアイレスを始めアルゼンチン各地で行われることが予想されるため、前回と同様、当日は多くの商店、企業、サービスが停止または営業を見合わせると予想されます。

 一方、組合に加盟しておらずストに便乗していない業者も脅迫等の手段により、操業を強制的に停止させられる可能性があります。

 また、当日はブエノスアイレス市内の複数の箇所で道路封鎖が予定されております。

 フライトが無事に到着出来た場合も、これらの混乱に伴い、ホテルへの移動に相当な迂回を強いられるか、もしくは移動の手段がなくなってしまう可能性もあります。

 なお大規模デモには、金で雇われた扇動家グループが参加し、暴徒化することもあるため、非常に危険です。

 ブエノスアイレスに関しては、当日、市内のいくつかの観光スポットは訪問不可となります。(演説の行われる「5月広場」、及び道路が封鎖される「7月9日通り」。)
デモに近づくとバスが襲撃される可能性もあるため、当日は徒歩のみならずバスでの市内観光は中止されることをおすすめいたします。

 また現在、既にブエノスアイレスにご滞在中の方は当日の外出は控え、極力ホテルから出ないよう心がけてください。

 ★注:
 アルゼンチン労働者センター(CTA)は、前日の昼からストに入ると宣言していることから、前日の8月27日(水)からデモや道路封鎖による影響があると考えられます。

 現在アルゼンチンにご滞在中、また当日アルゼンチン入りをご予定の方は、最新情報に十分はご注意ください。


情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会