日本航空、羽田でスマートウォッチなど実証実験、業務先進化で

  • 2014年7月17日

 日本航空(JL)と野村総合研究所は7月16日から約1ヶ月間、羽田空港において、アップル社が開発した端末検知方式「iBeacon」とスマートウォッチを活用した実証実験を実施する。空港旅客業務の先進化に向けたもので、利用客への迅速な対応や、効率的なスタッフ配置などに役立てる。

 具体的には、空港第1旅客ターミナルビルの各搭乗ゲートに設置されたビーコンが発する信号を、JLの搭乗ゲートスタッフのスマートフォンが受信することにより、スタッフの所在や配置状況をコントロールデスクで把握できるようにする。また、各スタッフはスマートウォッチを装着することで、携帯機器や無線機などを取り出すことなく、業務に必要な情報を入手できるようになる。

 同実験で野村総研は、スタッフの位置情報の検出や所在位置の表示、配置指示などのメッセージをスマートウォッチに配信するシステムの開発などを担当する。